海外就職その後の体験談
『将来アジアを超えてグローバルで活躍する人材になるために!』ベトナム:ホーチミン在住4年 T.Sさん35歳
海外就職をして3年以上経過した方のインタビュー
Q1:現在お住まいの国及び都市はどこですか?
ベトナム・ホーチミン
Q2:Q1での勤務年数は?
4年半
Q3:日本を離れてから現在までの経緯は?
シンガポールでシンガポール・日系企業のメディア・イベント業界で法人営業として2年半勤務、その後ベトナム・ホーチミンにて同会社の支店長として2年間勤務。その後、ベトナム人学生を対象にしたメディア会社を設立・起業。
Q4:現在、どんな業界、職種でお仕事をされていますか?差し支えなければポジションもお知らせください。
ベトナム人大学生を対象にした求人メディア・イベント会社の代表をしております。
ベトナムは2022年には1億の人口を超えると言われており、平均年齢が28歳と非常に若いのが特徴です。
その大部分を占めるのが、学生。当社は、学生の中でも大学生に特化し、仕事(アルバイト)に関する情報を発信しております。
現地の教育機関や現地学生とのネットワーク構築を創業当時から力を入れており、学生向けに事業をする数少ない会社の一つです。
現地ベトナム人学生に向けたPRなども行っており、今後の学生市場でのビジネス拡大を狙っています。
[会社情報]
Lots Company Limited
https://lotsvietnam-media.com/
sato@lots-vn.com
ベトナムは2022年には1億の人口を超えると言われており、平均年齢が28歳と非常に若いのが特徴です。
その大部分を占めるのが、学生。当社は、学生の中でも大学生に特化し、仕事(アルバイト)に関する情報を発信しております。
現地の教育機関や現地学生とのネットワーク構築を創業当時から力を入れており、学生向けに事業をする数少ない会社の一つです。
現地ベトナム人学生に向けたPRなども行っており、今後の学生市場でのビジネス拡大を狙っています。
[会社情報]
Lots Company Limited
https://lotsvietnam-media.com/
sato@lots-vn.com
Q5:海外だからこそ経験できた仕事内容を具体的に教えてください。
シンガポールでは営業職に就き、日系企業を回ることがあり、日本ではなかなか難しい現地法人の社長と直接面談・営業できる機会があったことで、提案能力や営業能力が成長したのは一番大きな経験でした。同時に、営業先は日系以外もあったため、営業先の担当者が台湾、インド人や欧米系であったりと、英語を使った提案機会も多く、英語でのコミュニケーションを取ることで、実用的な言語・コミュニケーション能力が上がりました。
ベトナムでは、言語以上に東南アジアの人たちと仕事をするための適応能力や今まで学んだことをアウトプットし一つ一つスタッフの教育をしながら、仕事を一緒にしていくチームビルディング能力があがったと感じています。国によって考え方や現地の人たちの能力においても対応する違いがあり、人として成長できる経験や実感が得られていると感じています。
ベトナムでは、言語以上に東南アジアの人たちと仕事をするための適応能力や今まで学んだことをアウトプットし一つ一つスタッフの教育をしながら、仕事を一緒にしていくチームビルディング能力があがったと感じています。国によって考え方や現地の人たちの能力においても対応する違いがあり、人として成長できる経験や実感が得られていると感じています。
Q6:苦労したことは?壁にあたったことは?帰りたいと思ったことはありますか?
<それはいつ頃ですか?>
シンガポールで入社し6か月後
<それはどのようなことですか?>
シンガポールで入社6か月後、初めてイベントプロジェクトを任され、4名でプロジェクトを進めることになった際、「ミスコミュニケーション」「責任範囲」「リーダーとしての仕事の進め方」の3つ点で苦労し、壁にぶち当たりました。
言語能力の問題もありましたが、最初にお互いの責任範囲が不明確だったことや、リーダーとしての仕事の進め方が悪かったことで、伝えた内容の解釈の違いやディレクションが明確でなかったことからミスコミュニケーションが起こったり、チームメンバーが混乱したりと、プロジェクトを進める中で大きな問題がありました。イベント日が迫まる中、進捗が良くない時期には焦りと不安、プロジェクトメンバーとの関係性が悪化していた時は逃げ出したくなりました。
シンガポールで入社し6か月後
<それはどのようなことですか?>
シンガポールで入社6か月後、初めてイベントプロジェクトを任され、4名でプロジェクトを進めることになった際、「ミスコミュニケーション」「責任範囲」「リーダーとしての仕事の進め方」の3つ点で苦労し、壁にぶち当たりました。
言語能力の問題もありましたが、最初にお互いの責任範囲が不明確だったことや、リーダーとしての仕事の進め方が悪かったことで、伝えた内容の解釈の違いやディレクションが明確でなかったことからミスコミュニケーションが起こったり、チームメンバーが混乱したりと、プロジェクトを進める中で大きな問題がありました。イベント日が迫まる中、進捗が良くない時期には焦りと不安、プロジェクトメンバーとの関係性が悪化していた時は逃げ出したくなりました。
Q7:Q6をどのように克服しましたか?
<克服するうえで準備したことや必要になったものは?>
まずは自分自身に足りていない部分の理解をしました。
私は、「プロジェクトの全体像の理解と実務の細部の把握の欠如」を理解し、それを補うため、イベント関連の資料を読み漁り、イベント会社の人に話を聞いたり、実際にイベント現場を見に行ったりと、全体像をイメージ化し、業務の細分化をしていく準備をしました。
もう一つは「プロジェクトを進める際、方向性がブレていたこと」でした。私の進め方を細部まで社長に話をし、どこに理解の齟齬が生まれたのかを細かく指摘頂き、その改善策を自分自身で考え、トライ&エラーを重ねました。
<克服した方法や取り組みは?>
イメージ化することが私の取った方法です。まずは私自身が考えるイメージを作り、そこから修正や追加していきました。
例えば、全ての業務をイメージ化し、メンバーがどこで理解できないのかを想像し、そこの部分に対して改善策を準備したり、自分自身が不明確だった部分を明確にするための材料を探すことを行なったりと、「考えるより実用的な行動」をしました。
一つ一つ課題になる可能性のある部分をつぶしていくことで、責任範囲も割り振りやすくなり、説明しやすくなったことで、仕事の進め方が円滑になり、リードしやすくなりました。
しかし言語の問題もあり、ミスコミュニケーションが発生すると考え、重要なポイントや伝えづらい部分においてはテキストベース(メールなど)で伝えるようにしたり、進捗報告などもマメにしてもらうように協力をお願いしました。
まずは自分自身に足りていない部分の理解をしました。
私は、「プロジェクトの全体像の理解と実務の細部の把握の欠如」を理解し、それを補うため、イベント関連の資料を読み漁り、イベント会社の人に話を聞いたり、実際にイベント現場を見に行ったりと、全体像をイメージ化し、業務の細分化をしていく準備をしました。
もう一つは「プロジェクトを進める際、方向性がブレていたこと」でした。私の進め方を細部まで社長に話をし、どこに理解の齟齬が生まれたのかを細かく指摘頂き、その改善策を自分自身で考え、トライ&エラーを重ねました。
<克服した方法や取り組みは?>
イメージ化することが私の取った方法です。まずは私自身が考えるイメージを作り、そこから修正や追加していきました。
例えば、全ての業務をイメージ化し、メンバーがどこで理解できないのかを想像し、そこの部分に対して改善策を準備したり、自分自身が不明確だった部分を明確にするための材料を探すことを行なったりと、「考えるより実用的な行動」をしました。
一つ一つ課題になる可能性のある部分をつぶしていくことで、責任範囲も割り振りやすくなり、説明しやすくなったことで、仕事の進め方が円滑になり、リードしやすくなりました。
しかし言語の問題もあり、ミスコミュニケーションが発生すると考え、重要なポイントや伝えづらい部分においてはテキストベース(メールなど)で伝えるようにしたり、進捗報告などもマメにしてもらうように協力をお願いしました。
Q8:海外就職して得たこと(成長したこと)は何ですか?
アジアには様々な国の人たちと仕事をする機会が多く、コミュニケーションを通して、相手がどういう考え方を持っているのかを理解し、私がどういう人間なのかを知ってもらい、仕事を進めるための最適の方法を選択する力が身に付いたと思っています。
その背景には言語・コミュニケーション能力が成長したことや、海外での仕事経験を積むことで、その力が身に付いたと感じており、日本では身に付かなかった力だと今では実感しています。
その背景には言語・コミュニケーション能力が成長したことや、海外での仕事経験を積むことで、その力が身に付いたと感じており、日本では身に付かなかった力だと今では実感しています。
Q9:現時点でかまいませんので、今後のキャリアをどのように考えていますか?
現在、自分で会社を経営していますが、キャリアを考える際、その立場だからこそ経験できることを念頭に置いてキャリアプランを考えています。
そういう意味では、「海外就職」も「起業」も経験の一つであり、その各ポイントで自己成長のためのゴール設定を行ない、アクションを起こしています。
「経験」=必ずしも「ビジネスにおいて必要とされる人材ではない」と思っており、会社管理能力を磨き、近い将来日本で自分の能力を試す機会を考えています。
そういう意味では、「海外就職」も「起業」も経験の一つであり、その各ポイントで自己成長のためのゴール設定を行ない、アクションを起こしています。
「経験」=必ずしも「ビジネスにおいて必要とされる人材ではない」と思っており、会社管理能力を磨き、近い将来日本で自分の能力を試す機会を考えています。
Q10:最後に、これから海外就職を希望される方へどのようなことでも良いので、コメントください。
私にとって「あの時やはりやっとけば/行っとけばよかった」と思いたくなかった一つが、「海外就職」でした。正直、私も海外就職の際、渡航前まで不安いっぱいでした。何事も初めてのことで1歩踏み出すのは勇気がいると思います。ですが、私は、不安以上に後悔することの方が嫌でした。実際、意外と1歩踏み出してみると、数か月もすればそんなことも忘れ、慣れるものです。
私は、将来少子化や入管法改正の影響で外国人の移民増加や日本経済低迷の可能性もあり、グローバル企業の参入、外国人対応や海外で適応できる人材が求められる時代がすぐに来ると思っています。
今その時代の流れがあり、まだまだ海外にはチャンスが沢山あります。
そのチャンスをつかむには、「目標を持ち、やり抜く強い気持ち」が大切で、そのような気持ちを持った方々が沢山海外に出てきてくれることを願っています。
私は、将来少子化や入管法改正の影響で外国人の移民増加や日本経済低迷の可能性もあり、グローバル企業の参入、外国人対応や海外で適応できる人材が求められる時代がすぐに来ると思っています。
今その時代の流れがあり、まだまだ海外にはチャンスが沢山あります。
そのチャンスをつかむには、「目標を持ち、やり抜く強い気持ち」が大切で、そのような気持ちを持った方々が沢山海外に出てきてくれることを願っています。
プロフィール
ベトナム:ホーチミン在住4年 T.Sさん35歳
会社管理能力を磨き、近い将来日本で自分の能力を試す
日本の大学を卒業後、外資系家具店で5年勤務後、シンガポールで就職。2年半、シンガポールのメディア企業で勤務後、同会社でベトナムへ転勤し、支店長として2年間勤務。その後退職し、ベトナムで起業。
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