海外就職その後の体験談
『次は駐在員として海外へ!』ベトナム・ホーチミン在住5年 Y.Mさん 30歳
海外就職をして3年以上経過した方のインタビュー
Q1:現在お住まいの国及び都市はどこですか?
2013年よりベトナム ホーチミン
2018年末より東京
2018年末より東京
Q2:Q1での勤務年数は?
ホーチミンにて5年2カ月
Q3:日本を離れてから現在までの経緯は?
ホーチミンで日系エンジニアリング会社法人営業5年2カ月、
その後2018年末より同エンジニアリング会社の日本親会社にて海外営業担当。
その後2018年末より同エンジニアリング会社の日本親会社にて海外営業担当。
Q4:現在、どんな業界、職種でお仕事をされていますか?差し支えなければポジションもお知らせください。
日系エンジニアリング会社の海外営業部に所属。
ベトナムでの経験を活かし、東南アジア案件を主に担当しています。
ベトナムでの経験を活かし、東南アジア案件を主に担当しています。
Q5:海外だからこそ経験できた仕事内容を具体的に教えてください。
私の業界で言うと、日本国内ではプラント新設案件が減っており、既存設備の改修/メンテナンス等が多くなっています。
一方私が勤務していたような途上国では新規の工場建設やインフラ整備が今まさに最盛期(国にもよりますが)となっており多くの新設案件を経験することができました。
また、日系企業以外にも香港、インドネシア、シンガポール、タイ、アメリカ等の外資系企業案件を担当し、日本にはないスピード感、意思決定の速さを求められる経験ができました。
一方私が勤務していたような途上国では新規の工場建設やインフラ整備が今まさに最盛期(国にもよりますが)となっており多くの新設案件を経験することができました。
また、日系企業以外にも香港、インドネシア、シンガポール、タイ、アメリカ等の外資系企業案件を担当し、日本にはないスピード感、意思決定の速さを求められる経験ができました。
Q6:苦労したことは?壁にあたったことは?帰りたいと思ったことはありますか?
<それはいつ頃ですか?>
勤務開始後1~2年くらいで苦労をしました。
<それはどのようなことですか?>
- 海外就職初期はどこか興奮している時期があり良い事ばかりに感じるが、ある程度落ち着いてきて他のことも目に入るようになったこと。(生活環境の違い、職場の現地スタッフとの関わり方等)
- 当時日本人技術者の手が足りず、営業である私が一人で顧客を訪問し技術的な説明/打合せをする機会が増え、自分の知識の不足を痛感するようになったこと。
勤務開始後1~2年くらいで苦労をしました。
<それはどのようなことですか?>
- 海外就職初期はどこか興奮している時期があり良い事ばかりに感じるが、ある程度落ち着いてきて他のことも目に入るようになったこと。(生活環境の違い、職場の現地スタッフとの関わり方等)
- 当時日本人技術者の手が足りず、営業である私が一人で顧客を訪問し技術的な説明/打合せをする機会が増え、自分の知識の不足を痛感するようになったこと。
Q7:Q6をどのように克服しましたか?
<克服するうえで準備したことや必要になったものは?>
技術的な面について打合せ中の会話で分からなかったものはメモを取り、仕様書等も良く読み込んで不明点をリストアップ、まずは「自分が何を理解できていないのか」を理解することに努めました。
<克服した方法や取り組みは?>
- 生活環境の違いはストレスもありましたが、良い面もたくさんあったので、少しすると慣れました。
(今は東京の人混みの方がストレスです)
- 現地スタッフとの関わり方について、年長者を敬う風土のあるベトナムで若年(渡航時23歳)であった自分は「ごめん、ここ分からないんだけど教えて!」「ごめん、助けて欲しいんだけど、、、」ととにかく下手に出ることを意識しました。
またとにかく「ありがとう」「うわ、すごい良くできてる!」とポジティブなことを言い続けました。
上記により自然と皆協力してくれる雰囲気になり、その後は自分の経験/年齢のアップもあり仕事はやりやすくなりました。
- 技術の知識については常に「自分が説明する」という意識で、分からない部分はしつこいくらい技術担当者に聞きました。
社内ではベトナム人技術者向けの技術講座が定期的に開催されていたので、一緒に参加させてもらいました。
また、現場に多く足を運び、机上で学んだものを実際に自分の目で見るようにしました。
技術的な面について打合せ中の会話で分からなかったものはメモを取り、仕様書等も良く読み込んで不明点をリストアップ、まずは「自分が何を理解できていないのか」を理解することに努めました。
<克服した方法や取り組みは?>
- 生活環境の違いはストレスもありましたが、良い面もたくさんあったので、少しすると慣れました。
(今は東京の人混みの方がストレスです)
- 現地スタッフとの関わり方について、年長者を敬う風土のあるベトナムで若年(渡航時23歳)であった自分は「ごめん、ここ分からないんだけど教えて!」「ごめん、助けて欲しいんだけど、、、」ととにかく下手に出ることを意識しました。
またとにかく「ありがとう」「うわ、すごい良くできてる!」とポジティブなことを言い続けました。
上記により自然と皆協力してくれる雰囲気になり、その後は自分の経験/年齢のアップもあり仕事はやりやすくなりました。
- 技術の知識については常に「自分が説明する」という意識で、分からない部分はしつこいくらい技術担当者に聞きました。
社内ではベトナム人技術者向けの技術講座が定期的に開催されていたので、一緒に参加させてもらいました。
また、現場に多く足を運び、机上で学んだものを実際に自分の目で見るようにしました。
Q8:海外就職して得たこと(成長したこと)は何ですか?
- 英語力
- 自分の会社の技術に関する専門知識
最初から日本本社勤務であったら、ここまでハングリーに勉強することは無かったと感じます。
-案件が非常に多くあったため、5年間の勤務で日本では考えられないくらいの新設案件を経験できました。
- 現地は日本人の数が少なく仕事の裁量が大きいため自分で方針を決定することが多く、 日々の業務の中で決断力が付いたと感じます。
- 自分の会社の技術に関する専門知識
最初から日本本社勤務であったら、ここまでハングリーに勉強することは無かったと感じます。
-案件が非常に多くあったため、5年間の勤務で日本では考えられないくらいの新設案件を経験できました。
- 現地は日本人の数が少なく仕事の裁量が大きいため自分で方針を決定することが多く、 日々の業務の中で決断力が付いたと感じます。
Q9:現時点でかまいませんので、今後のキャリアをどのように考えていますか?
日本本社で2~3年程各海外拠点を横断的にみて、各国がどのような市場なのか、その中で各拠点がどういった戦略をとっているのか、という全体感を把握したいと思います。
また日本本社特有の業務(予算管理、決裁、稟議等々)を知るのも将来のためには必要なので勉強します。
上記の期間を経た後は再度海外へ、今度は駐在員として赴任、将来は拠点の責任者として勤められるようにキャリアを積んでいきたいです。
また日本本社特有の業務(予算管理、決裁、稟議等々)を知るのも将来のためには必要なので勉強します。
上記の期間を経た後は再度海外へ、今度は駐在員として赴任、将来は拠点の責任者として勤められるようにキャリアを積んでいきたいです。
Q10:最後に、これから海外就職を希望される方へどのようなことでも良いので、コメントください。
安定と思われた大企業の経営が傾く、終身雇用制度が崩れる、、、など日本の就業環境も先が読めない状況ですし、体感としてですが転職という行為が数年前よりも一般的になってきている気がします。
海外就職は良い事ばかりではありませんが、真剣に自分のキャリアを考え、他者と差別化できるスキルを身に着けて転職市場での自分の価値を高める大きなチャンスだと思います。
今の会社ではなくても働ける、もっと言えば日本でなくても働ける、というスキル・経験を身に着けるのは自分のキャリアとしても大切ですし、今の会社で問題や嫌なことがあっても、(本当に実行するかは別として)「まぁ最悪転職すれば良いか」とあまり気にならなくなります。
海外就職はゴールではないので、「どのように自分の価値を上げるか」という視点を常に持ちながら、就職する国、業種、どんな仕事を任せてもらえるのか、将来どんなポジションにつけるのか、等々募集要項をチェックしてみてはいかがでしょうか。
海外就職は良い事ばかりではありませんが、真剣に自分のキャリアを考え、他者と差別化できるスキルを身に着けて転職市場での自分の価値を高める大きなチャンスだと思います。
今の会社ではなくても働ける、もっと言えば日本でなくても働ける、というスキル・経験を身に着けるのは自分のキャリアとしても大切ですし、今の会社で問題や嫌なことがあっても、(本当に実行するかは別として)「まぁ最悪転職すれば良いか」とあまり気にならなくなります。
海外就職はゴールではないので、「どのように自分の価値を上げるか」という視点を常に持ちながら、就職する国、業種、どんな仕事を任せてもらえるのか、将来どんなポジションにつけるのか、等々募集要項をチェックしてみてはいかがでしょうか。
プロフィール
『次は駐在員として海外へ!』ベトナム・ホーチミン在住5年 Y.Mさん 30歳
どのように自分の価値を上げるのか
日本の大学卒業後、地元の銀行で約1年半勤務、その後ベトナムで就職。
ベトナムでは全く異業種のエンジニアリング会社で5年2カ月法人営業を経験し、2018年末より日本の親会社に転籍、海外営業を担当。
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ベトナムでは全く異業種のエンジニアリング会社で5年2カ月法人営業を経験し、2018年末より日本の親会社に転籍、海外営業を担当。
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