海外就職その後の体験談

『専門性を高めつつ、人と協業・協力して社会に良い影響を与えられるような人を目指します』タイから帰国Y.Yさん３０歳

日本の大学院（博士後期課程）を中退後、タイへ海外就職。日系金属加工業で機械エンジニア＆日英通訳＆IoTエンジニア&データサイエンティストを2.5年に渡り経験。その後、日本で監査法人系コンサルティングファームのコンサルタントとして1.5年目。

海外就職をして3年以上経過した方のインタビュー

Q5：海外だからこそ経験できた仕事内容を具体的に教えてください。

勤務する現場において“外国人である日本人”として業務を行うため、業務中や私生活に至るまで、日本人として人として、恥じぬように生活しようという意識が自然と芽生えた。職場では、タイ人の方々の中で職務をする事で、仕事に対する基本的な考え方・姿勢の違いを知ることができた。現地の言葉を直接使うことで、早い段階で基本的なタイ語を習得することができた。グローバルな環境での信頼関係の構築と、プロジェクト推進に必要なコツをすぐに学ぶことができた。

Q6：苦労したことは？壁にあたったことは？帰りたいと思ったことはありますか？

<それはいつ頃ですか？>
生活における細かな手続き、例えばインターネットの契約プランの変更や、自動車免許の取得等を休日の限られた時間で完了しなければならない時、日本に居る時よりも事前の準備を入念に行う必要があった。苦労も多かったが、壁を探しに海外就職をしたので、帰りたい（本帰国したい）と思った事は特になかった。

<それはどのようなことですか？>
壁といえば、会社の既存の業務ルーティンとは全く異なる、新しい解決策を作ろうとしていた際、社内で若干の逆風があった事でした。ただ、逆風があるという事は、ここでイノベーションが起きようとしている証拠だと思い、共感してくれる方を探しつつ自分を鼓舞して走り続けました。

Q7：Q6をどのように克服しましたか？

<克服するうえで準備したことや必要になったものは？>
自らの行動に共感してくださる方の協力を得て、より良いものを作るという流れを社内に徐々に広めていけました。振り返ると、会社で前例の無い物事を実行するためには根回しが非常に大切だと思いました。
したがって、準備したことは“共感してくださる方を探す”、必要になったものは“共感してくださる方のご協力と、根回し”です。

<克服した方法や取り組みは？>
一点目：協力してくださる方を見つける
二点目：より良いものを周り巻き込み、協業しながら作っていく
三点目：根回しによって外堀を固める