世界各国から現地のリアルな情報をお届けするアンバサダー発信。
11月のトピックは、「医療事情」です。
海外の病院って信頼できるの?言葉は?値段は?など、様々な経験をしてきたアンバサダーの皆さんに語ってもらいます。
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はじめに
駐在員の場合、きちんと会社で保険に加入しているため、治療費などは気にせず、外国人がよく行く都心の私立病院に行くことが多いでしょう。
ただ、私はタイで起業し、保険には未加入という少し特殊な事情です。
病院選びは、お財布事情にそこそこ影響する悩みの1つ。そんな私の医療事情を紹介したいと思います。
食中毒で3泊入院、その額なんと18万円!
最近、タイの医療ツーリズムが注目されています。石油産出国や、近隣国の富裕層からよく来るそうです。
それもそのはず。バンコク市内の私立総合病院は、一歩踏み入れると、さながら高級ホテルのよう。VIP客対応の綺麗なロビーや、気品ある内装の病院はいくつもあります。
バンコクで日本人にとって馴染み深い私立病院のひとつに、サミティベート病院があります。アクセスもよく、清潔感にあふれ、医師たちの英語も流暢で、日本語通訳サービスもあります。
しかし、注意しなければいけないのは、その値段。
食中毒で受診した友人は、簡単な診察と薬で、5000バーツ(約2万2千円)程かかったそうです。
これまた食中毒で、別の友人が数年前に3泊程入院した時は、なんと約4万バーツ(約18万円)!保険適応されたそうですが、決して安い金額ではないですよね。
保険未加入でタイ語のできる私にとっては、医療設備の整った外国人向け病院に行くのか、長時間待ったり、診察に不安があったりするローカル病院に行くかは、中々の悩み所になります。
7針縫うケガ、ローカル病院での治療費はなんと…!
ここからは私の体験談です。
昨年、お酒に呑まれてしまい、転倒して後頭部から枕が真っ赤になるほどの流血をしたことがありました。
たまたま翌日、バンコク郊外に行く用事があったため、郊外のローカル病院へ。思ったより大事で、7針ほど縫うことにとなりました。
病院入口すぐの簡易ベッドで麻酔をしてもらい、その場で縫合。私は在タイ歴も10年を越し、ローカルな環境に慣れているので、「こんなものだよね」と思っただけ。
ですが、慣れていない方方からすると、「こんな場所で縫うの?」「医師は信頼できるの?」などと、心配になって仕方ないと思います。
結果的に治療はうまく終わり、治療費は500バーツ(約2,200円)。都心の私立病院とは異なり、外国人向け価格がないローカル病院の安さに驚きました。
虫歯1本治療も日系とローカルで大きな差
長期で海外に住むと、避けて通れないのは歯医者です。
定期メンテナンスで済めばいいのですが、以前、日本人が経営するバンコクの歯医者で虫歯治療をしたことがあります。虫歯3本の治療で、その額なんと8,000バーツ(約36,000 円)。
バンコク郊外のローカル病院で虫歯治療した際は、1本あたり500バーツ(約2,200円)でした。外国人向けのバンコクの歯医者と、現地の人向けの郊外の歯医者では、約5倍もの金額の差となりました。
ただしローカルの歯医者の場合、日本語はもちろん英語も通じません。治療も最低限です。安心を求めるのか、安く済ませるのか、歯医者選び1つでも考えることは多いです。
保険にはもちろん加入を!年齢も検討要素
冒頭で保険未加入とお伝えしましたが、当然、保険には入るべきだとは思います。
私が未加入な理由は、たまたま郊外のローカル病院に慣れてしまい、ローカル価格の安さを知ってしまったからです。
ただ、これまで医療保険に入ったこともありました。値段は、年間で2万バーツ程(約9万円)。
私の場合、病院や歯医者に行くのは、年に一回あるかないか程度の頻度です。それならば、掛け捨ての医療保険に2万バーツ払うよりも、投資信託などに回した方がいい、というのが個人の考えです。
ただ、家族からは医療保険への加入を強く勧められているので、検討はしています。
今のところ、病気にかかりやすい年齢に差しかかれば、医療保険に入ろうとは思っています。私の年齢が進むのが先か、家族から説き伏せられるのが先か。医療保険加入は私にとって継続課題です。
病院選びや保険選びなど、医療系のことは、誰もが心配することの1つだと思います。
駐在員、現地採用、起業、リタイヤメントなど様々な在タイの形があり、状況によって、注目すべき点は異なるかと思います。常日頃から情報収集することをお勧めします!
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