
- 海外で働く人が感じている理想と現実のギャップを知りたい
- 海外で働くとどんな困難に直面するのか把握しておきたい
海外就職・転職を目指す人の中には、上記のような疑問・悩みを抱えている方もいるでしょう。
海外で働くことに「年収アップ」や「自由度の高い職場」など、理想的なイメージばかりを持っている人もいますが、実際いくつか注意すべきポイントもあります。
そこで今回は、年間100名以上の海外赴任者を輩出しているGJJ株式会社が、海外で働く現実について紹介。日本企業と海外企業の違いについて詳しく解説していきます。

田村さつき
理想と現実のギャップを知り、海外で働くイメージを明確にしておきたい方はぜひ参考にしてみてください!
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海外で働く現実とは?就職・転職後に後悔する代表的な理由
ここからは、海外就職・転職に成功したものの、移住後に後悔してしまう代表的な理由について紹介します。
文化や社会保障など異なることから、理想と現実のギャップに疲弊してしまうケースが多いので、海外で働くことを目指している方はそれぞれ目を通してみてください。
実力主義の社会に疲れてしまう
海外では、実力主義が徹底されており、能力や成果ですべてが評価される傾向にあります。
たとえばアメリカでは、プロジェクトの結果や営業成績が給与やポジションに直結することが一般的です。
日本のように年功序列や終身雇用の安定性がなく、結果を出せなければ簡単に解雇されるリスクもあります。
そのため、常に競争にさらされてしまい、気を抜けない環境が続くことで、精神的に疲弊してしまう人が少なくありません。

田村さつき
特に安定志向の強い方や、競争にストレスを感じやすい方は、海外勤務を後悔してしまうケースがあります。
研修制度がないことに驚く
日本の企業では入社後に手厚い研修があり、新卒者はもちろん中途採用者も丁寧に指導されることが多いです。
しかし、海外にはこのような研修制度はほとんどありません。特に欧米諸国やオーストラリアでは、「入社した瞬間から即戦力」として働くことが求められます。
たとえば、イギリスの企業では、初日から実務に携わり、ミスをすれば厳しく評価される傾向にあります。

田村さつき
準備が整っていないまま業務に取り組むことで、不安や孤立感が増し、海外移住を後悔することになる人も少なくありません。
福利厚生の手薄さに落胆する
日本企業の福利厚生は世界的にも手厚いと言われており、有給休暇や健康保険、住宅手当などが充実しています。
一方、海外企業ではこうした福利厚生が非常に限られているところがネックです。
たとえば、アメリカでは、有給休暇が年間10日未満である企業も珍しくありません。
また、病気休暇は無給の場合も多く、医療保険への自己負担が高額になることもあります。

田村さつき
このような現実を知らずに移住すると、働き始めてからの本当の待遇の差に大きなギャップを感じてしまい、海外に移住したことを後悔してしまう可能性があります。
生活環境や現地の文化に居心地の悪さを感じる
海外に移住した後に、現地の文化や生活習慣になかなか馴染めず、ストレスを感じる人も多くいます。
たとえば、ドイツでは日曜日にほとんどの店が閉まってしまい、日本のように便利で自由な買い物ができないことに驚く日本人が後を絶ちません。
また、カナダのように「気候の寒さ」や「日照時間の短さ」から、精神的に影響を受ける日本人もいます。

田村さつき
食生活や言葉の壁、人間関係の距離感の違いに馴染めず孤立感を感じることで、日々の生活に居心地の悪さを感じ、海外での生活を後悔してしまうケースも多いのです。
年金をもらえない可能性が出てくる
海外での勤務が長期化すると、日本の年金加入期間が不足し、年金を満額で受け取れない可能性が出てきます。
特に海外企業で現地採用された場合、日本の年金制度から離れる期間が増えるため、老後の生活設計に影響を及ぼしまうところがネックです。
帰国してから「年金がもらえない」「将来の生活が不安」と後悔する人も少なくないため、移住前に計画的な資産運用や対策が求められます。
日本よりも高額な医療費がかかる
海外で医療を受ける場合、日本の感覚でいると驚くほど高額な費用がかかることがあります。
特にアメリカでは、盲腸の手術でも数百万円の請求がくる場合があり、保険に未加入だったり、保険のカバー範囲が不十分だったりすると経済的なリスクは非常に高まります。
また、救急車を利用するだけで10万円を超える国も珍しくありません。そのため、現地での医療保険への加入が必須となりますが、その保険料自体が非常に高額なこともあります。

田村さつき
このような予想外の出費に精神的・経済的負担を感じ、海外勤務を後悔する人もいます。
海外就職・転職後に後悔する人の主な特徴
ここからは、海外就職・転職後に移住したことを後悔する人の特徴について解説します。
以下の特徴に当てはまる場合、海外で働くことが適切でない可能性があるので、海外就職・転職に興味がある方はそれぞれ目を通してみてください。
海外で働くことに高い理想を抱いている
海外で働くことに憧れを抱く人は多く、海外就職・転職に成功すれば人生が劇的に良くなると期待しがちです。
しかし、現実には文化の違いや人間関係、生活環境など予期しない問題が発生します。
たとえば、「英語環境に身を置けば自然に英語が上達するだろう」と期待して渡米したものの、日常会話さえ満足にできず、職場でのコミュニケーションに苦労する人もいます。
また、海外の労働時間や休日の少なさに戸惑い、「海外だからこそ自由な働き方ができる」といった理想とは程遠い現実に落胆してしまうことも珍しくありません。

田村さつき
海外で働くことに高い期待があるからこそ、そのギャップによって深い後悔を感じやすいのです。
自己アピールが苦手
日本の職場環境では協調性や謙虚さが重視されますが、海外では「自己主張」や「積極的なコミュニケーション」が求められます。
自己アピールが苦手な人は、海外で評価されにくく、職場で孤立してしまうことも珍しくありません。
たとえば、アメリカやイギリスの企業ではミーティングで積極的に意見を述べないと、「仕事に対して意欲がない」「アイデアを持っていない」と判断されてしまう可能性があります。
以上のことから、自己主張が苦手なまま海外に渡ることはおすすめできません。自分の意見や成果をアピールできず、能力に見合った評価を受けられず、ストレスを抱えてしまう人が多くいるからです。

田村さつき
日本的な謙虚さをそのまま海外に持ち込むと、能力があっても活躍できない可能性があるので注意しましょう。
これまでの仕事で実績を残せていない
海外の企業は実績や具体的な成果を重視する傾向が強く、日本企業のようなポテンシャル採用や教育前提の採用は稀です。
過去に明確な実績がないと、現地での採用活動で苦戦します。
たとえば、マーケティング職であれば「SNS運用で〇%の売上向上を達成した」といった具体的な実績があるといいでしょう。営業職なら「前年比〇%の売上増を達成した」といった具体的な成果をアピールできると有利です。
このように、海外で評価されるためには、このような明確な実績を数値やデータで示す必要があります。

田村さつき
曖昧な表現や「チームで頑張った」といったアピールは基本的に通用せず、仮に就職できても、働き始めた後に実力不足を実感して後悔する可能性があります。
理想の海外就職・転職を成功させるためのポイント
ここからは、理想的な海外就職・転職を実現するために重要なポイントを紹介します。
「絶対に海外で働くことを成功させたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
海外で働くことのデメリットを理解する
海外で働くことを目指す多くの方がメリットばかりに惹かれがちですが、デメリットについても理解しておくことが重要です。
たとえば、海外で生活すると言語や文化の違いによるストレスが蓄積し、ホームシックや精神的疲労につながる可能性があります。
現地の医療費の高さや治安の問題、労働条件の厳しさなども事前に理解しておくべきです。
特にアメリカやヨーロッパの都市部では、家賃や生活費が非常に高額になることも多く、収入が期待通りでも生活水準が落ちてしまうケースも珍しくありません。

田村さつき
現実的な問題を事前にしっかり把握することで、海外生活への覚悟が決まり、さまざまなトラブルを想定して備えられるようになります。
働きたい国や地域の情報をチェックする
海外就職では、働く国や地域の情報を詳細に調べることが重要です。
求人情報や現地での生活コスト、治安状況、文化的背景などについて確認しておくこといいでしょう。
たとえば、中東地域では宗教的・文化的な制約が厳しく、ライフスタイルに大きな影響が出ることがあるので注意が必要です。
このような情報を事前に調査しておくことで、自分が望むライフスタイルや仕事環境に合うかどうかを判断できるようになり、理想とのギャップで後悔することを防げます。

田村さつき
働きたい国が決まっている人は、実際に現地に行ってみると良いでしょう。難しい場合は、WEBやSNSなどで情報を集めてみてください。
移住後に使う言語を学ぶ
海外で働くには、現地で使用する言語を習得することが非常に重要です。
なお、英語圏であっても職種によって求められる語学レベルは異なります。
たとえば、カナダでは医療や教育、行政職に就くには非常に高度な語学力が求められます。TOEICをはじめとした資格試験のスコア提出を義務づけられるケースも珍しくありません。
このように、国や職種によっては、日常会話レベルの語学力だけでは不十分で、仕事に関する専門的な語彙や表現を習得する必要があります。

田村さつき
渡航前から計画的に語学学習を進め、現地での業務や生活で困らないよう十分な準備をしておくことが、海外就職を成功させるための鍵を握ります。
海外に強い転職エージェントを利用する
理想の海外就職・転職を成功させるためには、現地の雇用状況に精通した転職エージェントを利用することが効果的です。
専門エージェントを活用すれば、適切な求人紹介はもちろん、履歴書や面接対策、ビザ取得のサポートなど、多方面でのアドバイスを受けられます。
たとえば、毎年100名以上の海外就労者を輩出しているGJJ株式会社では、企業との面接対策だけでなく、採用後の生活支援までサポートを実施しています。
また、非公開求人を多数保有しているため、自力では知り得ない優良企業の情報を得ることが可能です。

田村さつき
エージェントの活用により就職活動の負担を軽減できます。理想の海外生活への第一歩を着実に踏み出せるようになるので、気になった方はぜひお問い合わせください!
日本人が海外で働く具体的な方法は3つ
ここからは、日本人が海外で働く具体的な方法について紹介します。
「海外で働くことに興味はあるけど、就職・転職活動の進め方がわからない」という方はぜひ参考にしてみてください。
現地採用を目指して転職活動を行う
現地採用とは、海外企業や現地の日系企業に直接雇用される形態のことです。
現地の求人情報を収集し、直接応募や転職エージェントを通じて転職活動を行います。
現地採用の代表的なメリットとしては、「勤務地や職種の選択肢が広げられる」ことが代表的です。
一方で、給与や福利厚生が現地基準となるため、日本の水準と異なるところが懸念点として挙げられます。

田村さつき
現地採用を目指す場合は、ビザの取得や現地の労働法に関する知識が必要です。転職活動を始める前に、希望する国の労働市場や生活環境を十分に調査し、必要なスキルや資格を調査することが重要だと言えます。
駐在員を狙って日本企業に勤める
駐在員として海外で働く方法は、日本企業に入社し、海外赴任の機会を狙うことです。
海外に拠点を持つ企業に勤めていれば、駐在員として海外で働けるチャンスがあります。たとえば、総合商社や大手メーカーなどが代表的です。
駐在員のメリットには、「給与や福利厚生が日本基準で提供される」や「住宅手当や医療サポートなどの手厚い支援が受けられる」などが挙げられます。
一方で、赴任先や期間は会社の方針によるため、自分の希望が必ずしも反映されるわけではないところがデメリットです。

田村さつき
駐在員として選ばれるためには、社内での実績や語学力、マネジメント能力などが求められます。海外赴任を目指す場合、入社後に積極的に海外プロジェクトに関与し、経験を積むことが重要です。
ワーキング・ホリデー制度を利用する
ワーキング・ホリデー制度は、若者が一定期間、海外で働きながら生活できるビザを取得できる制度です。
日本はオーストラリアやカナダ、ニュージーランドなど多くの国と協定を結んでいます。
たとえば、オーストラリアでは、カフェやレストランでの接客業、農場での収穫作業など、多様な職種で働くことが可能です。詳細については「ワーキング・ホリデー協会」で紹介されています。
なお、ワーキング・ホリデー制度のメリットには、「海外での生活を体験しながら、現地の文化や言語を学べること」が挙げられます。
ただし、就労期間や職種に制限がある場合があり、ビザの有効期限も限られているところがネックです。また、現地での仕事探しや住居探しは自己責任となるため、事前の準備と情報収集が重要だと言えます。
まとめ
ここまで、海外で働くことに関する、現実的なデメリット・注意点などについて紹介してきました。
「収入が上がる」や「日本よりも自由に働ける」など、理想的なイメージばかりを持っていると、移住後に後悔するケースも珍しくありません。
もちろん、そのようなメリットがあることは事実ですが、一方で「研修制度がない」や「福利厚生が充実していない」などのデメリットがあることも理解しておきましょう。

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監修者の紹介
田村さつき
Tamura Satsuki
<海外就職専門家>
起業家/事業家/キャリアコンサルタント
プロフィール
外資系化粧品会社でキャリアをスタートし、2010年にGJJ海外就職デスクを創業。海外就職のパイオニア兼、専門家として、テレビをはじめとするメディアへの出演実績が豊富にあり、立命館大学や阪南大学など、学生向けのグローバルキャリア支援も行なっている。

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