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4月のトピックは、「わたしにとって働くとは?」です。
新年度が始まる季節。初めて働き始める人も、転職先で新たな挑戦をする人も多い時期です。そんな節目に、世界各国で働くアンバサダーの皆さんに、「働く」ということが人生においてどんな意味を持つのかを聞いてみました。
働くことは、一生涯の学び
私にとって、「働くとは?」という問いは、永遠のテーマであり、その答えはライフステージによって刻々と変化しています。しかし、どのステージでも共通して言えることは、働くことは私にとって「一生涯の学び」であるということ。
働く時間は人生の中でも多くの時間を占め、私たちは仕事から得る対価を生活に必要な物に変えたり、自己実現のために利用します。そのため、職業選択が人生全体に大きな影響を与えることは疑いありません。
20代の頃の私は、「世界中を旅して、多くの文化を知り、自分の知見を増やす」ことが一番の生きる目的でした。その自己実現のため「客室乗務員」という仕事はピッタリだったと思います。土日や祝日に仕事が入ろうが、昇給がなかろうが、夜勤があろうが、常に時差ボケでホルモンバランスが崩れようが(笑)、納得して仕事に従事していました。
それはライフワークバランスや収入という面を後回しにしてでも、仕事を通じて得られることが大きかったからです。

現在43歳、2児の母となった私は、夫を「主夫」にしてマレーシアに渡ってきました。BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)企業でフルタイムで働いています。この新たな生活スタイルを通じて、働くことの意義や自分自身の人生について更なる気づきを得ているところです。
環境を整備すれば人生が変わる!?
私にとって働くことは、ただお金を稼ぐ手段だけではありません。成長し、自己実現し、家族との時間を大事に過ごすための大切な活動です。特に、マレーシアに移住してからは、働くスタイルが大きく変化しました。この変化により、余剰時間が増え、自分のやりたいことを追求する余裕ができたのです。
「人生=環境」という方程式に気がついてからは、人生を良くするためには環境整備が必要と常に考え、能動的に動くようになりました。
私が現在目指しているところは「無駄な時間を削り、効率よく稼ぐ」を追求すること。それは大切な家族との時間を思う存分楽しみたい、そして、ライスワーク(生活に必要なお金を稼ぐための仕事)だけでなくライフワーク(自己実現のため・情熱を持ってできる仕事)も手がけていきたいという願いからです。

会社から徒歩45秒のコンドミニアムを居住場所として決めたのも環境整備のひとつですが、その他にもBPO企業で働くメリットは1月の記事「移住して一年半!キャリア・子育て・家族との時間はより良い条件にできるのか!?」 でもご紹介しています。なんだか人生がうまく回っていないと感じているのなら、自分にとって大切なことの優先順位をつけて環境整備(転職・引越し・人間関係など)に取りかかると、色々なことが好転していくかもしれません。
マレーシアで見つけた新たな目標
マレーシアへの転職・移住を決断して、私は自分自身のキャリアについても考え直す機会を得ることができました。自分自身も多くの壁にぶつかりながらキャリアを築いてきた経験から、人の人生を応援しアドバイスをするキャリアコンサルタントの仕事をしてみたいという想いが湧いてきたのです。
いえ、実際は以前から憧れのようなものは抱いていましたが、仕事や子育てに追われる日々の中で、自分の夢や目標を見失っていたのだと思います。
しかし、BPO企業に転職したこと、また夫のサポートもあって、自分と向き合う時間、また実際に考えたことをアウトプットする時間(記事を書いたり、SNS発信をしたりする時間)を確保し、海外就職・移住をしたいと考えている方のサポート業にも従事できるようになりました。

近年では、リモートワークなど多様な働き方をしている人がいて、副業も注目されています。しかし私の場合、今やっているBPOの業務もキャリアコンサルタントの業務も同じように力を入れているため、副業というよりは「複業」という方がしっくりくる気がします。これからは「複業」で理想の働くスタイルを追求するのも新しい考え方かもしれません。
◆あの時、壁にぶつかったからこそ
私にとって働くことは、今後も「一生涯の学び」であり続けるでしょう。子供たちの成長を見守りつつ、自分自身のキャリアも常に開拓していく姿勢を忘れずにいたいです。キャリアコンサルタントとしての活動も進めていく中で、多くの人々と出会い、夢を実現する手助けをすることが私のライフワークとなれば、この上ない喜びです。
40歳で次男を出産した後の日本での再就職活動は本当に厳しく 、年齢や小さな子供がいることで次々と落選しましたが、今となってはそうなって良かったのかもと思うくらいです。
例えあの時、再就職に成功しても、現在のマレーシアでの生活のような環境を整えることは難しかったと思いますし、仕事づくめの生活、通勤電車で毎日片道1時間揺られる生活では、キャリアは築けても、家族との時間は諦めることになったことは容易に想像できますから。
私の働く意義は、「家族との幸せな時間を作るための基盤」と「自分の成長と他者への貢献」という柱に支えられています。マレーシアで得た新たな環境は、私にとって最適な成長の場であり、この経験が私と家族の人生における大きな転機であると信じています。
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