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分かりやすく、根気強く、堂々と!インド人に負けない3つのコミュニケーションのコツ|インド・Anju

各国に住む方々に現地のリアルな情報をお届けするアンバサダー発信。5月のトッピクは「語学力」。海外で住む、働く、学ぶを考える時に、まず気になることのひとつが「言葉は通じるかな?」という点ではないでしょうか。「どれだけ英語が話せたら大丈夫なの? 」「非ネイティブ圏に行っても英語って上達するの? 」「現地語も必要なの?」などなど。第2弾はインドからの報告。インド人の勢いに押されず、コミュニケーションをとるコツと心構えとは?

ウェドネスデーでもOK。正しさよりも自信を

ナマステ!インドアンバサダーのAnjuです。

インドでは従事する業務によって、英語の使用頻度・求められるレベルは違うと思います。仕事の性質や役割によっては、正確な英語を求められる場合もあります。でもそれ以外の環境であれば、インドで7年間働いてみた私が思う大切なポイントは、相手が分かりやすい言葉を選ぶ、根気強く話す&聞く、そして自信を持って堂々と話すことだと思います。これらは正しく話すことを意識をするよりずっと大事です。

そんな私も、渡航当初は、聞こえてくる言葉がヒンディー語なのか英語なのかもわからず、仕事していけるのか非常に不安になりました。オフィスでも言いたいことが言えずにモゴモゴしていると、「WHAT DO YOU WANT TO KNOW(何を知りたいの) ?!?! 」とインド人同僚から強く言われ頭が真っ白に。また「How is your family(家族は元気)?」「What is your weekend plan(週末は何するの)?」等、英会話レッスンでよく出てくる話題ですら、生真面目に「なんて答えたらいいのか」と考えているうちに会話が終わっていることも。

そんなある日、職場の別のインド人同僚が水曜日(Wednesday)を「ウェドネスデー」と言うのを耳にしました。聞き直しても「ウェドネスデー」と自信をもっていう彼女。インドは、Rを強く発音する人がいたり、特有の英語表現があったりします。「もっと気楽に考えて話していいのでは?」と思ったら、肩の力がすっと抜けたのを今でも覚えています。

様々な言語が併記されているインドの看板

「分からないことはからない」ひるまずに意見を

私は学生時代に米国短期留学(数か月)、大学付属ESL(留学生のための英語コース)に在籍した経験や、社会人になってからも発音矯正などの英語塾に行くなど英語の勉強は細く続けていましたが、ずっと英語に関しては自信が持てません!TOEIC等の英語のリスニングテストでは眠気に勝てず…。学生の頃は授業中も意見を言えず、ネイティブスピーカーから「ハ?」と聞き返される言われる度に、自分の英語が変だから相手がわからないのだと思い込んでいました。でも、インドで英語を日常的に使うようになってから、もしかしたらその考えは違ってたのかもしれないと思うようになりました。

「分からないことは分からない」と日本語と同様に、怯まずに聞いていけばよかったんだなと。育った環境や経験してきたことが違えば、「当たり前」のことも違うのだから、別に分からないことは悪いことではないんです。完璧に話せなくても相手と会話のキャッチボールをしながら話せばいいのだと思えるようになりました。今ではインド人の同僚と「それは違うのではないか?」とか「なぜそうなるのか?」など議論ができるようになりました。

最後にインドの公用語であるヒンディー語。日常的にヒンディーが必要になることもありますが、片言で今まで乗り切っています(笑)。どうしても意思疎通ができないとき(例:タクシーの運転手にピックアップポイントを伝える等)は、近くのガードマンやお店の人等、周囲にいる人に電話を代わってもらって説明してもらうなど協力してもらいます。でも、もう少しインド人同僚やお客様がどんな話をしているのか知りたいので、ヒンディー語にも挑戦しようかなとも思っています。

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