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週2でタコス!メキシコの定食屋さんは「走る食堂」?たくさんの家庭料理を手頃に満喫|メキシコ・小林真奈

世界各国から現地のリアルな情報をお届けするアンバサダー発信。6月のトッピクは「食事」です。海外で暮らすとなると避けては通れない食の問題。第8弾は今月からアンバサダーに加わってくれたメキシコから!メキシコといえば、やっぱりタコス。実にたくさんの種類があるそうで、小林さんはすっかりタコス・フリークのようです。他にも、メキシコには「走る食堂」があるようで…?

初めまして。メキシコ在住の小林真奈です。

メキシコで暮らしはじめて早3年。「メキシコに住んでいる」と言うと、「どんな生活しているの?大丈夫?!」という反応をされることがよくあります。ですが、意外ととても快適に暮らしています!食べることが好きな私にとって、生活する上でとても重要なのが食事。今回は、私の日常生活をもとにメキシコの食事事情を紹介したいと思います!

メキシコといえば、やはり・・・!

皆さんがメキシコ料理と聞いて最初に思い浮かべる料理はなんでしょう?

そう、タコスです。実際にタコスはみんなに愛される国民食、メキシコ人のソールフード。私も週に2回は近所のタコス屋に通うほど、タコス・フリークです(笑)。

ただ、日本で「タコス」と聞いて思い浮かべるのは、外側の皮がパリパリに揚げられたU字型のものではないでしょうか?しかし!実は、これは本場のタコスではありません!メキシコ人の前でこの種類のタコスのことを「タコス」と呼ぶと、憤慨するので注意しましょう……。(U字型のタコスは、「テックスメックス」と呼ばれるアメリカで広まったメキシコ風料理のようです)

本場メキシコのタコスは、外側が「トルティージャ」というトウモロコシでできてた皮のため、柔らかいのが特徴で、その皮の上に具をのせて包んで食べます。

「タコス」と一口に言っても、中身はいろいろ。牛肉、豚肉、鶏肉はもちろん、エビや魚などを使った海鮮のタコスもあります。肉のタコスでも、どの部位を使って、どのように料理をするか(煮込む、炙る、揚げるなど)によって、種類は無限大!地域やお店によってもこだわりが違うため、多種多様なタコスを楽しむことができます。

辛いものが好きな人は、お好みでサルサをかけられます

ちなみに、辛い物好きの方には、唐辛子ソースをかけたサルサがおススメ。パクチーと玉ねぎのトッピングに、レモンを絞った出来立てのタコスはどこで食べてもおいしいです!

お店の種類も、立って食べるスタイルの屋台から、ちょっとおしゃれなレストランまで様々。「今日は晩御飯に何を食べようかな。めんどくさいし、タコス屋に寄って帰ろう!」という感じで気軽にタコスを食べています。家で食べたい時はお持ち帰りも可です。

多種多様で、豊かなタコスの世界

メキシコの定食屋「フォンダ」。家庭料理を満喫

タコスの魅力はまだまだあるのですが、せっかくなので他のメキシコ料理についても紹介します!

メキシコ料理は奥が深く、メキシコに住み始めるまで聞いたこともなかった料理がたくさんあります。そんな様々なメキシコ料理を気軽にいろいろ食べることができるのが、「フォンダ」という形態の大衆食堂です。私は「メキシコの定食屋さん」と呼んでいます。フォンダは、別名 “Comida Corrida”(コミダ・コリーダ) と呼ばれ、直訳すると「走るご飯」という意味。その名の通り、ぱっと食事を取ることができる定食屋さんのような位置づけです。

フォンダは飲み物、スープ、ご飯、メインのおかず(たまにデザート)が順番に出てくるスタイルの食堂で、スープやおかずは日替わりで複数メニューがあり、自分の好きなものが選べます。しかも値段も手頃。これだけついて、(しかもトルティージャはお変わり自由!)70-80ペソ!(600-800円程度)

日替わりメニューがあるため、店内に置いてあるメニューが手書きだったり、口頭でメニューが伝えられることもあり、スペイン語が良く分からなかった頃は、頼むのによく苦労しました。よく分からない中でも、とりあえず注文して、「全然思っていたとの違うものが来た!でも美味しい!」という体験ができるのも、楽しみの一つです。

メインのおかずはメキシコの家庭料理的な料理も多く、手軽にローカルなメキシコ料理に出会えるのも、この定食屋の魅力です。基本お昼しか営業していないので、平日のランチなどによく行きます。調子に乗って、ついおかずと一緒にトルティージャをお代わりすると、食べすぎでお腹が苦しくなるので要注意です。

納豆は心のよりどころ。自分へのご褒美に

メキシコでも日本食は食べられます!実は、日本食はちょっとしたブームで、本格的な日本食が食べられるレストランも増えています。ただ値段は少し高め。円安の影響もありますが、ラーメン一杯の値段は3,000円近くもします……。

日本食やアジア系のスーパーマーケットも多くあるので、自炊も問題ありません。2023年から日本産のお米もメキシコに輸出できるようになり、美味しいお米も手に入ります。私の心のよりどころである納豆も、冷凍ながらも日本食スーパーマーケットで手に入ります(こちらも日本と比べると値段は高めで、3個パックで400円程度……)。毎日は食べられないので、自分へのご褒美として、納豆を食べています。

メキシコ代表のような野菜で、入手しやすいアボカドと、納豆をコラボレーションさせた「納豆アボカド丼」は、私がメキシコで習得した唯一の得意料理です。

日本のご飯が常に恋しいのが本音ですが、現地で日本食の入手も容易なので、個人的にあまり食事には困っていません。それ以上に、庶民的な現地料理に舌鼓を打ちながら、食事を通じて現地の人々の生活に触れられるのは貴重な体験だと思っています。海外に住みながら、ほどよく日本食も手に入るメキシコ。おススメです! 

★★★

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