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ベストコンディションを保つには?最新テクノロジーで健康管理。好きなことに没頭して心も豊かに|インド・Anju

世界各国から現地のリアルな情報をお届けするアンバサダー発信。7月のトピックは「わたしの一大関心事」です!海外移住をした理由は、人それぞれ。仕事も生活環境も違う9カ国のアンバサダーの皆さんが、今いちばん気になっていることとは?インド生活が7年目に入ったAnjuさんは、心身ともに健康に過ごすために様々な工夫をしているそうです。最新テクノロジーを活かした健康管理や、旅行や音楽を通じたリフレッシュ方法を紹介します!

ナマステ!インド在住7年目のAnjuです。

海外生活を続ける私の一大関心事は、健康管理。インドにきてから大きな病気はしていないものの、体調を崩すと日本にいた頃よりもひどく崩すように。体調が悪い時ほど、「健康であること」の大切さが身に染みます。生活も仕事も日本とは環境が異なることが多く、7年経った今でもイライラすることは多々あります。今回は、海外で一人暮らしをする中で、私なりの健康管理やリフレッシュ方法についてシェアしたいと思います!

AI画像診断で即日結果!年に一度のご褒美も

まずは、健康診断。コロナによるパンデミック以降は忙しくても1年に1度は受けています。会社からの補助はありませんが、病院や健康診断センターと連携しているので、通常の価格よりも割引で健康診断を受けることができます。

インドの私立総合病院でも健康診断のパッケージはありますが、私が利用しているのは、日系企業が出資して技術サポートをする健康診断センター(NURA)です。なんと、画像を用いたAIによる健康診断で、約2~3時間程度で検査が終了。検査結果もその日のうちに医者が説明してくれ、レポートは後日メールで受け取ることができます。

NURAによる健康診断のレポート

さらに健康診断以外でも、インドでは医療アプリが目まぐるしく発展しています。アプリを通じて、オンライン診察、薬の手配、検査の手配までをすることができます(コロナのPCR検査もアプリから申し込むことができました)。例えば、アレルギー検査など自分が気になる検査があれば、アプリを通じて血液検査を申請。自宅やオフィスなど指定した場所に検査技師がきて、血液などサンプルを採取していきます。すると、数日以内に結果がメールで届きます。気になる項目のみ手軽に手配できるので、検査嫌いな自分にはありがたいです。

健康診断や血液検査などで自分の体の状況を把握するほかに、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダのトリートメント施設に数日宿泊し、ヨガやマッサージ、食事指導を受ける…などを1年に1回の自分のご褒美として行っています。

「知り合いがいない!?」人間関係の近さが良さ

デリーから西へ800kmの位置にあるジャイサルメールの砂漠

健康と同じくらい大切なのが、人間関係です。思い切って海外に飛び込んだものの、当初は「誰も知っている人がいない」と、とても焦りました。日本では、学生のときからの友人や幼馴染がいたので、何年も新しい人間関係を築いていないことに気がつきました。「そもそもどうやって知り合いを作るんだっけ?」と思ったことも。でも、仕事やプライベートでの集まりに参加するうちに、自然に知り合いを増やしていくことができました。

というのも、インドの在留邦人はインド全土で約8千人と他のアジア諸国と比較してもまだ少ないです。都市によって差はありますが、知り合いの知り合いが知っている人…ということもしょっちゅうです。

※参考|アジア各国の在留邦人数:タイ約7万人、シンガポール約3万人、マレーシア約2万人、ベトナム約1.8万人、インドネシア約1.5万人、フィリピン約1.2万人(2023年法務省在留邦人統計より)

コミュニティーが狭いことによる面倒もありますが、良さも。インドの日本人同士には基本的に、「インドで頑張る仲間」というような助け合う雰囲気があります。これまで、「ああ、それインドあるあるだよー」というアドバイスにどれほど助けられたでしょう。もともと近すぎる人間関係は苦手だと思っていたけれど、インドではこの「近さ」にとても助けられています。

旅行に音楽…日常から離れて好きなことを

インドにきてから、乗馬、パン教室、ピラティス…等いろいろ挑戦しましたが、気が付けば時間があれば国内外の旅行か、音楽関係に時間を使うのが日常になりました。

インド近隣のサンゴがきれいな海をシュノーケリングしながら水中の景色を楽しんだり、アジアフードを楽しんだり、インドを「卒業」して別の国で生活する友達を訪ねたり……。地域によって、食事・文化・人の性格・態度が違うので、インド国内を旅行するのも好きです。普段の生活から離れて様々な異文化に触れると、インド生活の良いところと大変なところを客観的に考えることができます。

インド
「トイ・トレイン」の愛称で親しまれているインドを走るアジア最古の山岳鉄道

こうした趣味の時間を通じて、年齢も経験も様々な人と知り合えるのも海外生活ならではの醍醐味です。

私は、デリー日本人会の混声合唱隊と、有志のバンドサークルに入っています。合唱は、合唱経験あるなしにかかわらず、駐在員、パートナーの帯同で来ている人・インド人と結婚している人、現地採用や留学で来ている人、と様々なバックグラウンドをもった人たちが集まっています。

毎週土曜日の午後に練習があり、終わると都合が合えば食事に行き、美味しいものを食べてわいわいおしゃべり。年1~2回は、人前で歌う機会があります。今年は、インド大使公邸で開催されたレセプションでインド・日本両国の国歌を歌うなど、音楽を通じて貴重な経験をすることができました。

バンド活動も盛んです。私はコロナ禍にウクレレを始めました。ちなみに、日本のヤマハはインドでも楽器店があり、デリーには楽器店が立ち並ぶ楽器店街もあるので、キーボード、ドラムセット、ギターなど必要な楽器は手に入ります。私のように新たに楽器を始める人も、昔から演奏していた人も音楽を楽しむ環境が実はインドにはあるんです♪

インド
インド最南部に位置するケララ州の水郷地帯

海外生活を始めるまでは、たかが趣味と思っていたことも、それがきっかけで人間関係が広がり、日常生活の彩になることに気づきました。そもそも上手い下手ということ関係なく純粋に楽しめる時間こそ、リフレッシュするにはとても大切です。今までやってきたことのどれも無駄ではなく、インド(海外)生活を豊かにするためにつながっているんだなと思います。

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