話せて当たり前でない。伸ばすことが大事
こんにちは、マンゴーわたなべです!
住み慣れた日本を離れて海外に居住するとして、まず気になるのものの一つが言語ですよね。ベトナム就職で求められる英語力、語学に自信がない場合どうすればいいか、ベトナム語の必要性についてお伝えします。
日本人がベトナムで就職する上で必要となる語学力としては、英語で最低限のコミュニケーションをとることができるかという点が問われることが多いです。一方でベトナム系企業に就職する場合を除いて、就職時点でベトナム語力が必須だという話はあまり聞きません。
ベトナム就職にあたり必要とされる英語力はTOEIC L&R600点程度とよく言われます。けれど実際は、マネジメント層が使用する言語、業務でやりとりする同僚が使用する言語、業務内容次第でかなり変わってきます。求人を見るときはこのあたりを確認するといいと思います。
例えば、私の場合、勤務先は欧米系のコンサルティングファームなので経営陣、上司、同僚達はビジネスレベルからネイティブ程度の英語を話します。業務内容としても法規制や専門的なレポートを正確に理解する必要があり、比較的高い英語力が求められます。一方、日系企業であればマネジメント層や本社、上司や顧客とは日本語でやり取り、同僚のベトナム人オフィススタッフとは英語でやり取りというケースが多いかもしれません。
さて、この記事を読まれている方の中には自分には英語力がないから海外生活なんて無理だと思われている方もいらっしゃるかもしれません。
私は、語学力に自信がない方にこそ、海外就職1つ目の国としてベトナムをお勧めしたいです。一般的に、ベトナムはシンガポール、マレーシア、インド、フィリピン、香港などと比較すると英語が苦手な方が多く、喋れて当たり前とは考えていない人が多いような印象です。ですので最初から流暢に話せるかどうかより、その後しっかり英語力が伸びていっているかのほうが重要だと思います。
かくいう私もベトナムに行く直前に受けたTOEIC L&Rの結果はなんと300点台という悲惨なものでした。ベトナム就職にあたり最終面接は英語でしたが、面接官が何を言っているほとんどわからなかったのを覚えています。
英語力がまだまだでも、工夫すれば意外となんとかなるものです。例えば、私の場合はミーティング後に、同僚に議論をまとめた内容をメールで送信して、理解が間違っていないか確認してもらったりしていました。私自身の経験からいうと、最低限の単語量と文法知識、日々英語を使う環境があれば、ある程度は自然と伸びていくものだと思います。
私の場合、週末は日本人がいないスポーツサークルに参加したり、欧米系の人たちとシェアハウスに住んだり、暇なときに楽しむ映画や漫画をすべて英語のものにしたりなど、できる限り日本語に触れないようにしました。そのお陰もあってか、2年もすると業務上、英語で困ることはほとんどなくなったように思います。
タクシー、飲食店ではベトナム語が便利
ベトナムの公用語はベトナム語です。ホーチミンやハノイなどの都市部では若い世代を中心に英語を話せる方はそれなりにいますが、誰もが英語を話すというわけではありません。
工場労働者、運転手、ローカル商店、清掃スタッフさんの多くは英語を話さないので、ベトナム語ができたほうが生活しやすいのは間違いありません。特に、数字やタクシーや飲食店で使えるベトナム語を覚えておくと便利です。
この写真はベトナム料理屋で食事をした時のレシートです。ベトナムでは精算の際、客側も料金計算が正しいか確認する習慣があります。この時は、注文したThien Ly Xao Toi(ティエンリーという花のつぼみのニンニク炒め)が提供されなかったので支払額からマイナスしてもらっています。
ベトナム語は習得が難しい言語と言われています。声調があり音の高低で意味が変わるため、リスニングは特に難しいように思います。といっても習得が不可能というわけではもちろんありません。外国語としてベトナム語を流暢に話す外国人もたくさんいます。どの国でもそうですが、たどたどしくても外国人が自国の言語で話そうとするとみんな喜んでくれます。
ちなみに4歳の次男はベトナム系の幼稚園に通っています。先生たちは英語も日本語も話さないので、幼稚園ではベトナム語が主になります。まだベトナム語を話すのは難しくても、言われていることはある程度わかるようです。最近は、街を歩いていてベトナム語で話しかけられると、「あのおじさん〇〇って言っているよ」と次男が教えてくれることも増えてきました。語学の勉強はある程度歳を重ねてからもできますが、母語にない発音を聞き分けることは子どもの頃の方がいいと言われています。子ども達がベトナム語と英語と日本語をどのように学んでいくのかを楽しみに眺めています。
私もベトナム語はほとんど使ってきませんでしたが、子ども達に負けず少しずつベトナム語を覚えていきたいと思うようになりました。
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