
世界各国から現地のリアルな情報をお届けするアンバサダー発信。
2月のトピックは、「価値観の変化」です。
海外移住をすれば、色んな発見があるはず。世界各国で働き、暮らすアンバサダーの皆さんは、どんな経験をして、どんな価値観の変化があったのでしょうか?
ニーハオ!中国深圳の吉岡です。
新年快乐(明けましておめでとう)!
中国のお正月は旧暦に従うため毎年時期が異なり、今年は1月末からがお正月休みとなります。
仕事の怒涛の忙しさもようやく落ち着き、やっとゆっくりできるお正月長期休暇に入りました。

普段は人が多く賑やかな深圳も、この時期になると、沢山の人が故郷に帰るため、まるでゴーストタウンのような不気味な静けさに包まれます。
町を一人で貸し切っているような優越感をちょっぴり感じられるので、私はこの時期の深圳が大好きです。
落ち着いた環境の中で、今までの海外生活を振り返ってみて、深圳へ来る2年前と今では大きく変わったなと改めて実感しました。
それは自分の性格や考え方だけでなく、友人や家族との関わり方なども。今日はその中で、自分が一番大きく変わったな!と思えることをいくつかピックアップしてみます。
①自分の気持ちに素直に
深圳へ来た当初、中国の方の言葉のストレートさに軽いショックを受けることが多かったです。
もちろん、中国の方でも個人個人性格が違うので、十把一絡げにはできませんが、日本の方と比べると、自分の考えや感情をストレートに表現する方が多い印象があります。
何か嫌な事があっても、お腹に溜めずに、嫌なものは嫌だと表現する。あまりのストレートさに来た当初は戸惑うことも多かったです。
例えば、仕事上で配達業者へ発送状況の確認をしたく、数回にわたり電話をした時、
「今忙しいんだから、いちいち電話してこないで!」と怒られたことがあります。
また、社内で同僚同士が激しい口論になり、今にも取っ組み合いになりそうな程の剣幕になったことも。隣で見ていて、「もうこの二人の関係は修復不可能では…」とひやひやしていましたが、数日後は何もなかったように楽しく談笑していました。感情的になりやすいけど、その分引きづらないんだなと思いました。
そんな風に、自分の感情に素直になり、表現できる文化に馴染むにつれ、自分の気持ちに素直になること、そのまま表現することが出来るようになりました。
「好きなものは好き、嫌いなものは嫌い」
必要以上にウジウジしたり、悩みすぎたりすること少なくなり、考えがシンプルになりました。
②距離があっても家族を大切に

中国では家族を重んじる文化がとても強いです。中国人の同僚は故郷に居る離れた家族と毎日のように電話やチャットをしているぐらい、家族をとても大切にしています。
私も家族の元を離れ、海外生活を始めて3年近くになり、家族との関係性が少し変わってきました。
一番大きいのは、会える時間が少なくなったため、日本へ一時帰国した時は家族との時間を大切にしようと思うようになったことです。これといった用事はなくても時々チャットや電話をして、お互いの生活状況を共有したりするようにもなりました。
今までは家族に対してどちらかというと、受け身で、何かをしてもらう側でしたが、海外へ来て家族に対して気遣ったり、離れていても自分が出来ることを考えたりするようになりました。
③よく食べ、よく寝て、運動する

「海外生活は健康が第一」とよく言われますが、ここ3年で強く実感するようになりました。
深圳の医療システムは割と充実しています。いざとなれば病院に行けばなんとかなるのですが、やはり健康は大事。
海外で長い間生活していると、自分でも知らない所でストレスが積み重なっているようです。日本へ一時帰国した時に疲れが一気に出て「気が張っていたんだな」と思うことが良くあります。
日本にいる時は、体は二の次にしがちでした。中国に来た当初もその習慣を引きずり、メンタルと体のどちらもがガタガタになってしまった時期がありました。
そんな調子では、長い海外生活体が持たない!と思い、徐々に自分の体をメンテナンスすることに意識が働くように。
大事なのは、病気になってから動くのではなく、病気にならないように日々の健康管理をすること。健康管理と聞くと大変そうに聞こえますが、実はとてもシンプルで、「しっかり食べて、よく寝て、運動する」。
今はその3つを大事にしながら、今ここでしかできない海外ライフを堪能しています。
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