世界各国から現地のリアルな情報をお届けするアンバサダー発信。
12月は、自由テーマでの掲載です。
今日は、オランダに移住したRikoさんに、「危機一髪!」をテーマに投稿してもらいます。「海外移住」と聞くと、キラキラとした側面が思い浮かびがちですが、いろいろな悩みや苦労に直面するもの。Rikoさんが苦労している出来事とは?
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【こんな人におすすめ】
・海外移住に興味がある!
・海外で生活するために仕事を見つけたい
・今後の人生やキャリアについて
専門家からアドバイスを受けたい
・海外移住を実現した後もサポートを受けたい
はじめに
Goedemiddag! オランダよりRikoです。
友だちって何だろう…。
突然ですが、これが今直面している悩みです。
大人になると、友だちの作り方を忘れてしまった、と感じるようになる方も多いのではないでしょうか。私も、その一人です。
これは、オランダに移住して以来、人生最大悩み事といえるほど、私に重くのしかかっています。
あまりに気に病むあまり、「友だちと○○に行ってきたんだ」「友だちに相談してみなよ」などという何気ない会話でさえも、「友だち」という言葉に敏感に反応し始める始末。
果たして、私には「友だち」と呼べるほどの人がオランダにいるのだろうか?移住して2年も過ぎたのに、いまだに自信を持って友だちと呼べる人がいない自分に嫌悪感さえも。
その現実は、寂しくもあり、みじめでもあり、ついには、人と関わることを拒む気持ちまで生まれてしまうことも…。
家族?!恋人?!オランダ人の友だち付き合い
ヨーロッパに住み始めてひとつ驚いたのが、友だちとの付き合い方。
ヨーロッパでは友だちは家族のような扱いです。親しい友人同士でのグループチャットでは、「今日何があった」「こんな驚きがあった」「今日はここに行くんだ」などと、毎日のように会話をしています。私からすると、「家族なの?!」と驚くほどのコミュニケーションです。
それ以外にも、少なくとも1ヶ月に1度は会ったり、オンラインで毎日のように話しをしたり、時には「恋人なの?!」と思ってしまうことも。
日本にいた頃の私は、友だちとは半年に1回顔を合わせるものの、お互いのプライベートを尊重するスタイル。時間があった時には会ってお話しできればいいね、といった付き合いをしていたので、カルチャーショックを受けつつも、若干羨ましい気持ちにもなりました。
社会人になってから移住する難しさ
20歳の頃、オーストラリアに1年間移住した経験があり、その時とはどうだったかな?と今と比較して考える時があります。
思い返すと、オーストラリアにいた頃の自分は、友だち作り”ごとき”で苦労した覚えはありません。
オーストラリアの時は、語学学校に通っていたので、クラスメートと毎日顔を合わせるうちに自然と友だちになっていました。
それに比べてオランダでは、毎日顔を合わせて一緒に働く人たちはいるもののあくまでも「同僚」としてのくくり。
ビジネスとプライベートはあまり混同させたくないもの。だからこそ、同僚以上の関係にはなかなかなりづらいのが現実です。
でも改めて考えてみれば、友だち作りというのはとても大変で難しいこと。そんな事実に初めて気づき、対処法を知らない自分に気づき、もどかしさや悲しさ、そして寂しさがさらに追い討ちをかけるように降りかかります。
これまでどうやって友だちを「作って」きたのだろう?
人生を振り返ってみると、なかなか意識したことのないことでした。
なぜなら友だちは自然とできたものだから。
地元の友だちは幼稚園の時からの繋がりで、小、中学校を共に過ごし、今年で25年以上の付き合いになります。
高校時代の友だちは、一緒に受験勉強を乗り越え、青春を味わった仲間。
大学時代の友だちは、大人になる寸前(就職前)を楽しみ、分かち合ってきた仲間。
それぞれ「歴史」があり、時間とともに作られた「友情」。
それを突然大人になった今、日本から遠く離れた外国で、さあ作ってみろと言われたら、それはとても無理がある。
それでも、周りにはもちろん友だちを作って楽しく過ごしている人もいるので、なんで自分にはできないのだろう…、という気持ちになるときもあります。
時代はアプリ!友だちもパートナー探しも
最近は、パートナー探しや婚活など、アプリを駆使してゴールインしているカップルも数々出てきました。それは、友だち作りも同じです。
ヨーロッパでは”Bumble”というマッチングアプリが主流で、①友だち探し②パートナー探し(恋愛)③ビジネスパートナー探しの3つから用途を選択し、マッチングができます。
方法はいたって簡単で、両方が合意すれば、実際に会って仲を深めていきます。
私も何度か友だち作りを目的でお会いした女性はいましたが、いつも1回きりで終了。次にまた会いましょう、となることがなかなか難しいのです。
まだまだこれから!トライ&エラーで友だち作り
オランダに移住してきたばかりの自分は、将来に対するワクワクと夢の海外生活が始まるというキラキラした感情でいっぱいでした。
まさか「友だち作り」がここまで難航し、日本に戻りたい、という感情まで生まれるとは思いもしていませんでした。
ただ、改めて人との繋がりの重要さ、友だちを持つということの大切さに気づかされたのはいいことかもしれません。
移住してからまだ2年半。
これからが勝負で、負けてはいられません。今まで味わったことのない課題ですが、トライアンドエラーを繰り返し、なんとか「友だち」と呼べる関係を作れるよう努力していきたいと思っています。
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