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4月のトピックは、「わたしにとって働くとは?」です。
新年度が始まる季節。初めて働き始める人も、転職先で新たな挑戦をする人も多い時期です。そんな節目に、世界各国で働くアンバサダーの皆さんに、「働く」ということが人生においてどんな意味を持つのかを聞いてみました。
多様な時代のたった1の選択肢
今の時代楽しいことは沢山あると思います。多様なスポーツ、多様なSNS、多様なゲーム、多様なライフスタイル――、人生において様々な時間の過ごし方があります。
それにも関わらず、私は自分の時間の使い方において、「仕事をすること」以外、あまり選択肢を持っていないように感じます。正確に言うと、重要視していません。
趣味はサッカーで、夜はバーやスナックに行ったりもします。YouTubeも見ますし、ゲームもしますが、仕事とそれ以外に大きな違いがあります。
それは、仕事は家族のため、自分のために「しなければならないこと」である一方、仕事以外のことは、ほとんどが「してもしなくてもどっちでも良いこと」であるということ。仕事だけをしていれば、息も詰まるし、疲れもします。ただ、あくまで人生の中心は仕事で、余暇は息抜きをして、仕事をするための副要素でしかないような気がします。
先日テレビを見ていたら、「あなたにとって仕事とプライベートの重要度の比率を教えてください」という街角インタビュー企画をやっていました。仕事とプライベートの比率を、「5:5」、「3:7」など、かなりプライベートも重要だと考えている人が多くいました。
私にとっては、仕事が9割。なんなら仕事が10割と言いたい気持ちがあるくらいです。

積み重ねか、その瞬間か
なぜ、私にとって仕事がこれほど重要なのでしょうか?
改めて考えてみると、仕事だけが「先を見据えた積み重ね」だからだと思います。

スポーツ、SNS、ゲームなどの余暇は「その瞬間だけ楽しいこと」。あまり継続性が重要じゃないとも言えます。10年後、30年後もやっているか?と考えると、その可能性は低いような気がします。
ではなぜ、仕事だけが「積み重ね」なのか?
それは私が「仕事=お金=複利式で増える」だと信じているから。それに尽きると思います。
なぜお金が複利式で増えるのか?
仕事とは、やればやるほどできること、わかることが増えます。つまり、より成功しやすくなり、より失敗することが少なくなると思っています。
しかも仕事をすれば、お金を得ることができ、お金は積立ていけば、どんどん増えていき、うまくいけば、いつかは労働する必要もなくなります。
そう考えると、一見労働は単利に見えるかもしれませんが、運用次第で複利にもなりえます。複利でお金を増やすことができれば、結果的に、お金にしばられず自分の望む人生を歩めることになるというのが私の考えです。

セミリタイアも夢ではない
複利について、少しシミュレーションしてみます。
前提条件:年利率5%、積立年数30年、毎月積立10万円、積立前の元金100万円。
↑この前提条件で運用できれば、30年経つと資産は8,586万円になります。
25歳から55歳までの30年間の労働で、を実現できれば、55歳時点で8,586万円の資産を持てるということです。その資産を年利5%で運用できれば、429万円の年収になり、贅沢な生活をしなければ、セミリタイアできてしまいます。
実際は子育てや予定外の支出もあり、シュミレーションのようにいかない場合もあるでしょう。ただ複利の大事さを理解して仕事をすると、仕事への意識が変わるのではないでしょうか。
認められるという喜び
ここまで自分目線で仕事を捉えてきましたが、次は、他人目線で考えてみます。
人は大小あれど、承認欲求を持つ生き物だと思います。年齢を重ねるほど、仕事ができることは、人から承認される機会が増えることと言うこともできると思います。
だからこそ、若い内に全力で仕事をして、全力で成果を出して、「仕事が出来るようになっていく人生」というレールに乗るべきだと思います。
若い内に、全力で仕事に取り組むことに慣れ、成功の方法を学び、体験できれば、それが当たり前になっていきます。
資本主義社会である限り、他人との比較は常に存在します。他人よりも全力で仕事に取り組めば、より仕事が出来るようになります。それは、周囲の人からの尊敬や承認に繋がり、確実に人生の満足度が上がると思います。
もちろん、人から認められるのは、仕事面においてだけ重要なのではありません。友人、家族、趣味の繋がりなどいろいろあるでしょう。それでもやはり、仕事も大切な人との繋がり。一生懸命仕事をして、大切な人から認められたら喜びを感じるはずです。

目の前の仕事の「大義」は何か?
私の場合、仕事には大義(その仕事をする意味・重要性)を説明できることも重視しています。
賃貸業を始めた2014年は、高額賃貸を扱う業者は多かったですが、低額賃貸を扱う業者はほとんどいませんでした。そのため、私が低額賃貸仲介を行うことで喜んでくれる人が多いのでは?と思いました。
タイ語学校を始めた2018年は、タイに移住する人が年々増えていましたが、タイ語を学習してくれる人は少ないように感じていました。だからこそ私がタイ語学校を運営し、タイに住む日本人が少しでもタイ語が出来る人が増えてほしいと思いました。
それは、もっと日本人移住者にタイを楽しんで欲しいし、仕事ができるようになって欲しいし、タイ人にとって日本人のプレゼンスが上がってくれればと願っていたからです。

ファームを始めたのも同様です。「タイの牛肉は硬くて美味しくない」と多くの人がそう思っています。そんな牛肉を美味しく出来ればと思って、今も試行錯誤しています。
大義があれば、やりがいも増え、喜んでくれる人も増え、それが働くことの楽しさにもなります。私にとって「働くことの大義」はとても重要です。
考えすぎずに向き合うことも
今回は、働くということを深く振り返ってみました。
ただ、働く事に意味を求めすぎて満足できなくて、病むようなことだけはあってはならないと思います。どんな仕事でも一生懸命やっていれば良いことも必ずあるはずです。
「働く事」にあまり囚われすぎず、考えすぎず、ただただ目の前の仕事に一生懸命取り組むことも大切ではないでしょうか。
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