
- 海外で働ける職種(仕事)の具体例について知りたい
- 業種ごとに日本とはどんな違いがある…?
- 日本人から人気の高い仕事・業種はどれ?
海外で働くことに興味がある人の多くが、上記のような悩み・疑問を抱えているでしょう。
そこで今回は、日本人が海外で働ける職種(仕事)を20個ピックアップしました。中には、英語が話せない人でも働きやすい仕事も含まれています。

田村さつき
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日本人が海外で働く方法とは?代表的な働き方を5つ紹介
ここからは、日本人が海外で働く代表的な方法を5つ紹介します。
「海外で働くにはどんな方法を取ればいいのだろう…」と悩んでいる方はぜひ参考にしてみてださい。
日系企業で駐在員として働く
日系企業の駐在員として海外で働く方法は、安定した雇用と手厚い福利厚生が魅力です。
企業側が住居手当や子どもの教育費を負担するケースが多く、生活費の負担が少ないところも利点だといえます。
また、給与水準も日本国内の基準に準じるため、現地採用と比較したときに高待遇となるケースが一般的です。
一方で、勤務地や赴任期間は会社の方針に依存するため、自分の希望条件に合わない可能性があります。また、海外経験を積めるとはいえ、現地での転職にはつながりにくいところが課題です。

田村さつき
任期後のキャリアプランを事前に考え、必要なスキルや経験を計画的に積むことが重要です!
海外の現地企業で働く
海外の現地企業に就職する方法は、グローバルな環境で働きたい人に適しています。
英語や現地の言葉を使う機会が多く、語学力を実践的に向上させることが可能です。
また、日本よりも成果主義の企業が一般的であるため、スキルや実績次第で昇進のチャンスを得やすいところもメリットとしてあげられます。
ただし、現地の労働基準に従うため、日本と比較して雇用の安定性が低い傾向にあります。福利厚生が日本企業ほど充実していないケースが多いところもネックです。
そのため、労働条件を十分に確認し、転職の選択肢を広げるために市場価値の高いスキルを身につけるように心がける必要があります。

田村さつき
なお、現地企業で働く時はビザの取得が必須です。企業のサポート体制や各国の労働ビザ制度について事前に調査することをおすすめします!
フリーランス・ノマドワーカーとして働く
フリーランスやノマドワーカーとして働く場合、特定の企業に属さずに仕事をするため、働く国や時間を自由に選べるところが大きなメリットです。
特にIT関連のデザインやライティングなどの分野では、オンラインで仕事を受注しながら世界各地を移動できます。生活コストの低い国を拠点にすることで、資金面の負担を抑えることも可能です。
しかし、収入が不安定になりやすく、案件の獲得には営業力やマーケティングスキルが求められます。
安定した仕事を得るためには、専門的なスキルを磨くとともに、継続的に依頼が得られる関係を築くように意識しなければなりません。
国際機関で働く
国際連合(UN)や世界銀行(WB)、国際協力機構(JICA)などの国際機関では、国際的な問題解決に貢献しながら働けます。
特に経済開発や人道支援、環境保護といった分野では、日本人の専門スキルが求められるケースが多くあり、安定した雇用環境と競争力のある給与に期待できるでしょう。
ただし、採用基準は厳しく、特定の学位や職務経験を求められるケースがほとんどです。英語やフランス語、スペイン語などの多言語スキルも重要視されます。
ワーキング・ホリデー制度を活用する
ワーキング・ホリデー制度を利用すれば、一定期間海外で働きながら生活することが可能です。
たとえば、オーストラリアやカナダ、ニュージーランドなどの国では、日本人向けの就労機会が多く、飲食業や観光業、ファームジョブなどの職種で仕事を見つけやすくなっています。

田村さつき
語学学校に通いながら働けるため、英語力を伸ばしながら収入を得られます!
一方で、就労ビザとは異なり、滞在期間が制限されるところがネックです。長期的なキャリア形成には向いていません。
また、単純労働が中心となるため、帰国後の転職活動に活かしづらいところもデメリットとしてあげられます。
そのため、ワーキング・ホリデーを通じて得た経験をどのようにキャリアに結びつけるかを事前に考えておくことが重要です。
「英語力を活かせる仕事に就く」のように、次のステップを明確にした上で計画的に活用するとよいでしょう。
海外で働ける仕事・職種一覧【全20種類】
ここからは、日本人が海外で働ける仕事・職種を紹介します。
全20種類の仕事・職種の特徴やメリット・デメリットなどについて紹介しているので、海外で働きたい方はぜひ参考にしてみてください。
日本語教師
日本語教師として海外で働く場合は、語学学校や大学などの教育機関で日本語を教えます。
文法の解説や会話練習を行いながら、日本文化についても伝えるケースが一般的です。生徒のレベルや国籍が異なるため、柔軟な指導が求められます。
なお、教育機関によっては、教授法の資格や実務経験が必要です。求人を探すときは、事前に応募条件を確認するように心がけてください。
ツアーコンダクター
ツアーコンダクターとは、日本からの旅行者を海外で案内し、旅程の管理や現地での調整を行う仕事のことです。
現地ガイドと連携しながら、スケジュール通りに観光を進めるため、トラブルへの対応力や交渉力などが求められます。

田村さつき
長時間の移動や時差の影響で体力を消耗しやすいところがネックですが、観光地の知識を深めながら働けるところが魅力でしょう。
施工管理
海外での施工管理とは、現場監督として建設プロジェクトの進行を管理する仕事のことです。
作業の安全確保や工程の調整、資材の調達などを担当し、現地の労働者と協力して工事を進めます。
なお、国によって建築基準や労働環境が異なるため、事前のリサーチが重要です。語学力が求められるケースが多く、英語が話せない人の場合は、通訳を活用して円滑なコミュニケーションを図る必要があります。
ホテルスタッフ
海外のホテルスタッフは、フロント業務やレストランサービス、ゲスト対応などを担当します。
観光客やビジネス客と接する機会が多く、言語を使ったコミュニケーションが日常的に発生するところが特徴です。
また、文化やサービスの基準が国によって異なるため、現地の接客スタイルに適応する必要があります。

田村さつき
繁忙期は業務が集中することもありますが、世界中の人と関わる経験が積めるところが魅力でしょう。
パイロット・キャンビンアテンダント
海外の航空会社で働くパイロットやキャンビンアテンダントは、国際線の運航に関わる業務を担当します。
パイロットはフライトの安全を確保しながら、正確な操縦を行います。キャンビンアテンダントは、機内でのサービス提供や緊急時の対応が主な業務です。
厳しい訓練や規則の遵守が求められますが、グローバルな環境で働く機会が得られるため、多くの方から注目を集めています。
バイヤー
バイヤーとは、海外市場で商品を仕入れ、国内市場に流通させる仕事のことです。
現地のトレンドを調査し、価格交渉や契約を行いながら、品質やコストのバランスを考慮して仕入れを進めます。
商習慣や文化の違いによる交渉の難しさがありますが、海外企業とのネットワークを築くことで、より良い条件で取引を進められるようになるでしょう。
マーケティング職
海外のマーケティング職とは、主に現地の市場調査を行い、販売戦略を立案する仕事のことです。
消費者の購買行動や競合分析を行いながら、プロモーションの手法を選定します。
国ごとに消費者ニーズや広告の効果が異なるため、現地の文化や流行を把握することが重要です。結果を分析し、戦略を調整しながらブランドの成長を支える役割を担います。
通訳・翻訳
通訳・翻訳の仕事は、海外でのビジネス交渉や国際会議、観光業など幅広い分野で需要があります。
通訳は、リアルタイムで異なる言語間のコミュニケーションを支援し、翻訳は文書や映像の内容を正確に伝えることが主な業務内容です。
専門知識や高い語学力が必要ですが、実務経験を積むことで高収入が期待できるところが大きなメリットです。

田村さつき
文化や業界ごとの表現の違いを理解し、正確に伝えるスキルを高めるといいでしょう。
留学エージェント
留学エージェントは、海外の教育機関と連携し、学生や社会人の留学をサポートする仕事です。
現地の学校選びやビザの取得、住居の手配など、スムーズな留学生活を実現するための手続きを支援します。
求められるスキルとしては、カウンセリング能力や異文化理解などが代表的です。渡航後のサポートも重要な業務の一環となるため、現地の生活情報に精通する必要があります。
飲食業
海外の飲食業では、レストランやカフェ、バーなどでの調理や接客を担当します。
日本食ブームの影響で、寿司職人やラーメンシェフといった専門職の需要が特に多いです。長時間労働になりやすい傾向にありますが、経験を積めば独立開業のチャンスもあります。
営業職
海外での営業職は、現地企業や日系企業に向けて商品やサービスを提案することが主な業務内容です。
クライアントとの関係構築が重要となり、言語力や交渉力が求められます。市場調査を行い、需要に応じた戦略を立てることも業務の一部です。

田村さつき
文化の違いによる商習慣の違いを理解し、柔軟に対応できるスキルを身につけられるでしょう。
貿易事務
貿易事務とは、輸出入に関わる書類作成や手続きを行い、スムーズな取引を支える仕事のことです。海外企業とのやり取りが多く、契約内容や関税の知識を求められます。
また、英語や中国語などの語学スキルがあると、より幅広い業務を担当できるようになるでしょう。ミスのない正確な業務遂行が求められるため、細部に注意を払う能力が重要です。
ITエンジニア
ITエンジニアは、システム開発やネットワーク構築、アプリ開発などの業務に携わるケースが一般的です。
プログラミング言語の知識があれば、グローバルに活躍できる職種なので、海外で働ける仕事の中でも特に注目を集めています。

田村さつき
技術力が評価されれば、フリーランスとして独立する道も開けます!
製造業エンジニア
製造業エンジニアは、海外の工場で生産管理や品質管理、設備保守などの業務を担当します。特に自動車や電子機器などの分野では、日本の技術力が求められる場面が多いです。
現地スタッフと連携しながら生産プロセスを改善することが求められます。製造基準や安全規制が国ごとに異なるため、事前にルールを把握して対応することが重要です。
メーカーの品質管理職
メーカーの品質管理職は、海外の生産拠点で製品の品質を維持し、基準に適合させる業務を担当します。
検査や改善策の提案を行い、不良品の発生を防ぐことが重要です。現地の技術者と連携するため、専門知識に加えて、コミュニケーション能力も求められます。

田村さつき
国ごとの製造基準が異なるため、規制や認証制度を理解し、適切に対応するスキルが必要です!
商品開発
商品開発は、海外の市場ニーズに合わせた商品を開発する仕事です。
消費者の嗜好や競合商品の分析を行い、新商品の企画や設計に携わります。国ごとの規制や流通事情を考慮しながら、コストと品質のバランスを取るように心がけましょう。
現地の文化や流行を把握することで、市場に適した商品を開発できるため、柔軟な発想力やリサーチ能力を求められます。
保育士
海外で保育士として働く場合、日系幼稚園やインターナショナルスクールでの勤務が一般的です。
日本の保育スタイルを取り入れながら、現地の教育方針にも適応する必要があります。また、保護者やスタッフとの連携が欠かせないため、英語などの語学力が求められる場面も多いです。
国ごとに保育資格の条件が異なるため、事前に必要な資格や研修を確認しておくといいでしょう。
コールセンター
海外のコールセンターでは、日本人向けのカスタマーサポート業務を担当するケースが一般的です。
顧客からの問い合わせに対応し、製品やサービスに関するサポートを行います。業務はマニュアルに沿って進めるため、専門知識がなくても始めやすい仕事です。
英語や現地語のスキルを活かせる職場もあり、働きながら語学力を向上させることが可能です。
クリエイティブ職
海外でのクリエイティブ職は、デザインや映像制作、広告、ゲーム開発など多岐にわたります。
企業のマーケティング部門や制作会社で働くほか、フリーランスとして活躍する人も増えているところが特徴的です。
なお、デザインソフトやプログラミングスキルに加えて、現地のトレンドを把握する力が求められます。

田村さつき
フリーランスの場合、ポートフォリオを充実させたり、現地でのネットワークを構築させることが、安定した仕事の獲得につながります!
外交官
外交官とは、日本政府を代表して海外の大使館や領事館で勤務し、国際関係の維持・発展に貢献する仕事のことです。
経済や文化交流の促進、邦人保護、国際会議への参加など、多岐にわたる業務を担当します。
高度な語学力や政治・経済の知識が求められるだけでなく、国家公務員試験に合格しなければなりません。また、任期ごとに勤務地が変わるため、柔軟な適応力も重要な要素としてあげられます。
海外で働ける業種一覧【全10種類】
ここからは、日本人が海外で働ける業種について紹介します。
全10種類の業種をピックアップして紹介しているので「具体的な仕事は決まってないけど、海外で働きたい」という方はぜひ参考にしてみてください。
大手メーカー
海外の大手メーカーでは、自動車や電機、精密機器などの分野で現地生産や販売戦略などを行います。
特に生産拠点を持つ国では、品質管理や生産管理の役割が重要です。日本企業の強みである高品質な製造技術が求められる一方、現地の法規制や労働環境に適応する必要があります。

田村さつき
市場ごとのニーズを把握し、製品開発やローカライズを行うことも求められます!
総合商社
総合商社は、資源や食品、機械、化学品など幅広い分野での貿易や投資を手がけており、海外での事業展開が活発です。
主な業務内容は、現地企業との交渉や新規事業の開発で、グローバルなサプライチェーンを構築します。
なお、国ごとの経済状況や法規制を理解し、リスク管理を徹底することが重要です。海外駐在や出張が多く、柔軟な対応力や語学力などが求められます。
建設
海外の建設業では、大型のインフラプロジェクトや都市開発などに携わる機会が多く、日本の技術力が評価されています。
特に道路や鉄道、発電所などの公共事業では、日本企業が高い品質基準を提供することで競争力を持っています。
なお、現地の建築基準や労働環境は日本と異なるため、契約や安全管理などの調整が不可欠です。

田村さつき
プロジェクトの進行には、多国籍のスタッフと連携する能力が求められます。
損害保険
海外の損害保険業界では、自動車保険や企業向けのリスクマネジメントが主な業務となります。
国ごとに保険の仕組みや規制が異なるため、現地の法制度を理解した上でサービスを提供する能力が必須です。自然災害の多い地域では、再保険の活用やデータ分析を用いたリスク予測が重要視されます。
海運
海運業は、国際貿易において欠かせない物流の要となり、世界各地の港で貨物の輸送や管理を行います。
各国の港湾規制や環境基準の違いに適応しながら、安全で効率的な輸送を実現することが重要です。現場では、航海士やオペレーターが国際的な業務に携わり、語学力や専門知識を求められます。
航空
海外の航空業界では、国際線の運航を支えるパイロットやキャビンアテンダント、地上職などで、さまざまな国籍の人が活躍しています。
労働条件や契約形態は国ごとに大きく異なり、航空管制や安全基準の違いに適応しながら業務を進めることが重要です。
旅行
海外の旅行業界には、ツアーオペレーターやホテルの手配、観光プランの企画運営などを担当する仕事があります。
現地の文化や観光資源に精通し、旅行者に最適なサービスを提供することが重要です。

田村さつき
なお、日本人向けの旅行会社では、日本語でのサポートを行う機会が多く、英語が話せない人でも挑戦しやすい職種として注目を集めています!
コンサルティング
海外のコンサルティング業界では、企業の経営戦略や市場分析、人事制度の構築などをサポートします。
クライアントの業界や国ごとの法律を理解し、最適な解決策を提案するスキルが重要です。論理的思考力やデータ分析能力を求められます。
なお、欧米のコンサルティング企業では、実力主義の評価制度が導入されており、短期間で昇進するケースも珍しくありません。
エネルギー
海外のエネルギー業界では、石油・ガスの採掘や再生可能エネルギーの開発に携わる機会が豊富にあります。
資源国では、日本企業が技術提供を行い、現地のインフラ整備を支援するケースが一般的です。
なお、プロジェクトは長期にわたることが多く、異文化のチームと協力しながら業務を進めます。
投資銀行
海外の投資銀行では、企業の資金調達やM&A(企業買収・合併)を支援する業務が中心です。
なお、アメリカやイギリスの金融市場では、短期間でのキャリアアップが可能ですが、成果主義のため競争が激しい傾向にあります。

田村さつき
市場動向の分析や交渉力が求められるため、国際的なビジネスネットワークを築くことが重要です。
まとめ
ここまで、日本人が海外で働ける職種(仕事)や、業種などについて紹介してきました。
海外ではスキルやキャリアが日本よりも重視されるため、これまでの経験を活かした転職活動がおすすめです。もちろん、未経験で採用される可能性もありますが、語学力や資格などでカバーする必要があるでしょう。

田村さつき
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監修者の紹介
田村さつき
Tamura Satsuki
<海外就職専門家>
起業家/事業家/キャリアコンサルタント
プロフィール
外資系化粧品会社でキャリアをスタートし、2010年にGJJ海外就職デスクを創業。海外就職のパイオニア兼、専門家として、テレビをはじめとするメディアへの出演実績が豊富にあり、立命館大学や阪南大学など、学生向けのグローバルキャリア支援も行なっている。

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