海外就職その後の体験談
『はまったらなかなか出られない』インド・チェンナイ在住約3年 K.Oさん34歳
海外就職をして3年以上経過した方のインタビュー
Q1:現在お住まいの国及び都市はどこですか?
インド・チェンナイ
Q2:Q1での勤務年数は?
3年2カ月
Q3:日本を離れてから現在までの経緯は?
ずっとインドです
Q4:現在、どんな業界、職種でお仕事をされていますか?差し支えなければポジションもお知らせください。
日系製造業 経理財務 Treasury責任者
Q5:海外だからこそ経験できた仕事内容を具体的に教えてください。
良い意味でポジションにとらわれない仕事ができます。ポジションはTreasury責任者となっていますが、実際の仕事は会計、税務、予算、経営報告などもカバーしています。そしてレポーティングラインは直接CFOのことが多く、経営側の視点を多く学ぶことができます。グループで1万人近い従業員がいる大企業です。日本で同規模の会社で働いても、現在のような役割にたどり着く頃には「おじさん」になっていると思います。
Q6:苦労したことは?壁にあたったことは?帰りたいと思ったことはありますか?
仕事:?、生活:ある
<それはいつ頃ですか?>
就業後3-6カ月
<それはどのようなことですか?>
美味しい刺し身とか肉が食べたくなりました。
<それはいつ頃ですか?>
就業後3-6カ月
<それはどのようなことですか?>
美味しい刺し身とか肉が食べたくなりました。
Q7:Q6をどのように克服しましたか?
<克服するうえで準備したことや必要になったものは?>
なし
<克服した方法や取り組みは?>
迷わず日本に一時帰国。ところで最近はほとんどそう思わなくなりました。人に会うために帰国というのはありますが、食の理由から日本に帰りたいと思うことはほとんどありません。しかも専らベジタリアンです。
なし
<克服した方法や取り組みは?>
迷わず日本に一時帰国。ところで最近はほとんどそう思わなくなりました。人に会うために帰国というのはありますが、食の理由から日本に帰りたいと思うことはほとんどありません。しかも専らベジタリアンです。
Q8:海外就職して得たこと(成長したこと)は何ですか?
いろいろな面で数え切れないくらいあります。最近特に胆力がついたなと思います。あとは大雑把さ。この2つは結構関係しています。日本人は何か新しいことを実行する場合にあらゆるリスクを把握し、綿密な計画を立てる傾向にあると思います。一方のインド人はとりあえずやってみる型。問題が生じたら都度対応でどうにかしていきます。面白いことにインド政府のやり方を見ていても同様。自分も就業後2年間くらいは日本式でしたが今は折衷型。そして対象によって使い分けもしています。インド式をするためには細かいところまでは踏み込まない大雑把さが重要。そして急に予期しない問題が生じても動じない胆力も重要ということです。これらは経験によってしか獲得できないと思います。模範を示してくれたインド人に感謝!
Q9:現時点でかまいませんので、今後のキャリアをどのように考えていますか?
2年前の就職体験談では、「45歳までにどこかの会社のCFOになる。日本に限らず、海外にそのような機会があれば挑戦したい。」と言いましたが変わった箇所があります。年齢です。45歳では遅いなと思ってます。「40歳まで」に訂正です。インドで修行の身ですが、修行の中身が想定以上に濃いということです。
Q10:最後に、これから海外就職を希望される方へどのようなことでも良いので、コメントください。
「海外就職を目的にしないように」とアドバイスしたいです。言い換えると、海外就職で達成したいこと=目標を明確にもつべきです。3年間でいろいろな人を見てきてそう思います。理由は単純で、海外就職が目的だと海外に出た瞬間に目的が達成されてしまい、その後長く続かなくなる可能性があるからです。海外での仕事と生活が楽しいうちは問題ないですが、大きな困難に直面したときに踏ん張れるかどうか、それは成し遂げたいことがあるかどうかに大きく左右されます。
プロフィール
『はまったらなかなか出られない』インド・チェンナイ在住約3年 K.Oさん34歳
海外就職で達成したいこと=目標を明確に
銀行、監査法人、事業会社を経て2016年にインド就業。デリーに2年間居住後、社内転勤にてチェンナイに移住。仕事面では難題が押し寄せ格闘する挑戦の毎日。一方、生活面ではチェンナイののんびりとした雰囲気が気に入り、家族(妻と娘)と楽しい日々を満喫。
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