海外就職その後の体験談
『タイに限らず、他のどの国でも活躍できる人材を目指します。』タイ:バンコク在住4年 S.Mさん30歳
海外就職をして3年以上経過した方のインタビュー
Q1:現在お住まいの国及び都市はどこですか?
タイ・バンコク
Q2:Q1での勤務年数は?
4年3か月
Q3:日本を離れてから現在までの経緯は?
タイ 日系EMS業界 法人営業4年
EMS:Electronics Manufacturing Service 電子機器の製造受託を請け負う企業を指します。
EMS:Electronics Manufacturing Service 電子機器の製造受託を請け負う企業を指します。
Q4:現在、どんな業界、職種でお仕事をされていますか?差し支えなければポジションもお知らせください。
EMS企業である弊社では、主に電子機器メーカーが顧客となり、顧客の一部生産プロセスを請け負います。現在、私が担当している案件は、ある電子機器に使用される電子基板の実装工程までをサポートしており、具体的には、実装用電子部品の調達、及び実装完了までの生産管理を全体的に管理しています。
弊社では、顧客1社の規模がある程度大きい為、顧客1社に対し、タイ人スタッフ(5名前後)+日本人(1-2人)のプロジェクトチームとして動きます。私の担当案件は顧客が日系となる為、私の役割は日本人窓口、
チーム内タイ人の実務業務進捗管理等になります。私の上には日本人のPM(プロジェクトマネージャー)がおり、私はその下で、より実務に近い業務進捗管理を担っています。(PMの見習い的なイメージです。)
弊社では、顧客1社の規模がある程度大きい為、顧客1社に対し、タイ人スタッフ(5名前後)+日本人(1-2人)のプロジェクトチームとして動きます。私の担当案件は顧客が日系となる為、私の役割は日本人窓口、
チーム内タイ人の実務業務進捗管理等になります。私の上には日本人のPM(プロジェクトマネージャー)がおり、私はその下で、より実務に近い業務進捗管理を担っています。(PMの見習い的なイメージです。)
Q5:海外だからこそ経験できた仕事内容を具体的に教えてください。
弊社は日系企業、且つ顧客の大半が日系となる為、仕事内容的に海外特有のモノを感じる事は少ないと思います。
強いて言えば、取引先(主に仕入れ先)は非日系企業が多い為、頻繁に中国・台湾・シンガポールなどから来客があり、グローバルを感じる場面はあります。
強いて言えば、取引先(主に仕入れ先)は非日系企業が多い為、頻繁に中国・台湾・シンガポールなどから来客があり、グローバルを感じる場面はあります。
Q6:苦労したことは?壁にあたったことは?帰りたいと思ったことはありますか?
<それはいつ頃ですか?>
帰りたいと思う程の出来事は特にありませんでしたが、日常的に業務が思ったように進まない事は多々あります。
<それはどのようなことですか?>
これはコミュニケーション(言語的に)の問題が一番だと感じていますが、私とタイ人スタッフの認識・理解に乖離があり、結果的に期待していた内容と異なる事です。(当然、日本人同士の間でも起こりますが、別言語=英語になる事によって、頻度・度合いが増すという意味です。)
例えば、タイ人スタッフの日常業務である発注作業について、発注内容(納期・数量)を各国の祝日事情に合わせ、継続的な変更をお願いしても、依頼内容が反映されるのは1回きりで、以降はまた指示が必要になってしまうといった具合です。直接的な指示内容は伝わっても、指示の理由・背景を伝えきれていない(上手く伝わっていない)という一例です。
帰りたいと思う程の出来事は特にありませんでしたが、日常的に業務が思ったように進まない事は多々あります。
<それはどのようなことですか?>
これはコミュニケーション(言語的に)の問題が一番だと感じていますが、私とタイ人スタッフの認識・理解に乖離があり、結果的に期待していた内容と異なる事です。(当然、日本人同士の間でも起こりますが、別言語=英語になる事によって、頻度・度合いが増すという意味です。)
例えば、タイ人スタッフの日常業務である発注作業について、発注内容(納期・数量)を各国の祝日事情に合わせ、継続的な変更をお願いしても、依頼内容が反映されるのは1回きりで、以降はまた指示が必要になってしまうといった具合です。直接的な指示内容は伝わっても、指示の理由・背景を伝えきれていない(上手く伝わっていない)という一例です。
Q7:Q6をどのように克服しましたか?
<克服するうえで準備したことや必要になったものは?>
お互いが第2言語で会話しており、ある程度の認識差異は発生するという前提で考える事。
<克服した方法や取り組みは?>
ルーティン業務となるよう、且つお互いに同様の認識を持てるまで日常的に繰り返しフォローする。
お互いが第2言語で会話しており、ある程度の認識差異は発生するという前提で考える事。
<克服した方法や取り組みは?>
ルーティン業務となるよう、且つお互いに同様の認識を持てるまで日常的に繰り返しフォローする。
Q8:海外就職して得たこと(成長したこと)は何ですか?
関係者と認識を合わせ一つ一つタスクをこなしていくという仕事の進め方。日本で働くのと比べ、海外で働く(外国人と働く)際により重要になる考え方だと思っています。
Q9:現時点でかまいませんので、今後のキャリアをどのように考えていますか?
今の会社にはもともと現地採用として入社しましたが、20年7月より駐在(日本採用)に切り替えて貰っています。新しい業務も担当することになり、仕事の幅を広げる良いチャンスだと思いますので、今後案件を一人で仕切れるよう、しっかり実力を付けていきたいと思います。
恐らく、数年の内には日本に帰国し、一定期間の日本での勤務後、また別の国に派遣される事となると思います。
恐らく、数年の内には日本に帰国し、一定期間の日本での勤務後、また別の国に派遣される事となると思います。
Q10:最後に、これから海外就職を希望される方へどのようなことでも良いので、コメントください。
多くの方には海外就職は大きな決断になると思いますが、今は海外就職向けのサポートも充実しており、いい意味で気軽に海外で働く経験が出来ますので、今よりもっとキャリアの選択肢として当たり前になってくるのではと思います。
プロフィール
『タイに限らず、他のどの国でも活躍できる人材を目指します。』タイ:バンコク在住4年 S.Mさん30歳
海外就職は当たり前の選択肢になる
大学卒業後、日本の物流会社に3年勤務、その後4ヵ月間のフィリピン英語留学を経て、タイ就職。
現在はタイの日系EMS企業にて勤務中。
現在はタイの日系EMS企業にて勤務中。