海外就職その後の体験談
『ベトナム人の価値観を認識に仕事に活かした経験』ベトナム・ホーチミン在住4年 M.Nさん40歳
海外就職をして3年以上経過した方のインタビュー
Q1:現在お住まいの国及び都市はどこですか?
ベトナム ホーチミン
Q2:Q1での勤務年数は?
今年で4年目です。
Q3:日本を離れてから現在までの経緯は?
ベトナムのIT会社(1社)で4年間勤務しています。
Q4:現在、どんな業界、職種でお仕事をされていますか?差し支えなければポジションもお知らせください。
おもに3つのことを担当しています。
1, 日本の3D業界の会社さまに弊社のサービスをメールでお知らせして受託案件を獲得したり、受託案件に関するお客さまや外注先とのお金関係の管理をしています。
2, ベトナム人の採用に関する取り組みとして、現地の採用エージェントへの出稿、人材紹介会社との窓口、ベトナム人採用状況の管理をしています。
3, 自社ウェブサイト・スマートフォン向けアプリのディレクションやテストを行います。(開発はベトナム人の開発者が行います。)
1, 日本の3D業界の会社さまに弊社のサービスをメールでお知らせして受託案件を獲得したり、受託案件に関するお客さまや外注先とのお金関係の管理をしています。
2, ベトナム人の採用に関する取り組みとして、現地の採用エージェントへの出稿、人材紹介会社との窓口、ベトナム人採用状況の管理をしています。
3, 自社ウェブサイト・スマートフォン向けアプリのディレクションやテストを行います。(開発はベトナム人の開発者が行います。)
Q5:海外だからこそ経験できた仕事内容を具体的に教えてください。
日本では社内の制作部門にいたので「ディレクションだけ・コーディングだけ」と制作だけに特化していました。
私は、ベトナムの会社で就労したことで、さまざまな職種を並行して横断で実務経験することができました。そのため、日本にいたときには、採用やコスト管理が、自分たちの仕事にどうやって影響するのか曖昧にしかわかっていませんでしたが、これらを経験することで、その曖昧だったことが具体的にどのように影響しあい、つながっているのかわかりました。
私は、ベトナムの会社で就労したことで、さまざまな職種を並行して横断で実務経験することができました。そのため、日本にいたときには、採用やコスト管理が、自分たちの仕事にどうやって影響するのか曖昧にしかわかっていませんでしたが、これらを経験することで、その曖昧だったことが具体的にどのように影響しあい、つながっているのかわかりました。
Q6:苦労したことは?壁にあたったことは?帰りたいと思ったことはありますか?
<それはいつ頃ですか?>
入社半年~1年くらいです。
<それはどのようなことですか?>
日本人は仕事を家族や健康よりも優先しますが、ベトナム人は家族や健康を仕事よりも優先します。そのため、ベトナム人の価値観が理解できなかったときは、仕事で問題がおきるとストレスがありました。また、当時は、会社内にも、それら2つの価値観が同じ強さで存在したので、板挟みの状況がありました。
入社半年~1年くらいです。
<それはどのようなことですか?>
日本人は仕事を家族や健康よりも優先しますが、ベトナム人は家族や健康を仕事よりも優先します。そのため、ベトナム人の価値観が理解できなかったときは、仕事で問題がおきるとストレスがありました。また、当時は、会社内にも、それら2つの価値観が同じ強さで存在したので、板挟みの状況がありました。
Q7:Q6をどのように克服しましたか?
<克服するうえで準備したことや必要になったものは?>
根本的に、日本人とベトナム人は、まったく違う価値観と優先順位が土台にあり、その上で同じ目的を達成するために仕事をしているといことを認識しました。彼らには彼らの価値観があるので、その価値観にあわせた仕事の量であったり、依頼の仕方をするようにしました。また、会社の運営方法が、日本的な価値観とベトナム的な価値観の間でうまくバランスをとるようなやり方に変わったことも大きいと思います。
<克服した方法や取り組みは?>
1,相手(ベトナム人)の話や意見を、いったん全て聞き、その上で自分の意見を言うことです。
2,言葉だけだとお互い認識の齟齬がでたり忘れることが場合が多いので、手で図や絵を紙にかき、意見が食い違ったときにその図や絵をつかって、どの位置の話か確認して認識をあわせるようにしています。3,業界用語に特化した通訳の方は存在しないので、通訳者に「全体像、何が問題で、何を質問したいのか」を説明して、通訳者のわからない言葉を解決してから、通訳してもらういます。
4,問題がおきたときは深刻な顔で責めると、相手(ベトナム人)が緊張していい解決方法がでなくなる場合があるので、なるべくシリアルな雰囲気を出さずに問題を伝えるようすることを心がけています。
根本的に、日本人とベトナム人は、まったく違う価値観と優先順位が土台にあり、その上で同じ目的を達成するために仕事をしているといことを認識しました。彼らには彼らの価値観があるので、その価値観にあわせた仕事の量であったり、依頼の仕方をするようにしました。また、会社の運営方法が、日本的な価値観とベトナム的な価値観の間でうまくバランスをとるようなやり方に変わったことも大きいと思います。
<克服した方法や取り組みは?>
1,相手(ベトナム人)の話や意見を、いったん全て聞き、その上で自分の意見を言うことです。
2,言葉だけだとお互い認識の齟齬がでたり忘れることが場合が多いので、手で図や絵を紙にかき、意見が食い違ったときにその図や絵をつかって、どの位置の話か確認して認識をあわせるようにしています。3,業界用語に特化した通訳の方は存在しないので、通訳者に「全体像、何が問題で、何を質問したいのか」を説明して、通訳者のわからない言葉を解決してから、通訳してもらういます。
4,問題がおきたときは深刻な顔で責めると、相手(ベトナム人)が緊張していい解決方法がでなくなる場合があるので、なるべくシリアルな雰囲気を出さずに問題を伝えるようすることを心がけています。
Q8:海外就職して得たこと(成長したこと)は何ですか?
1, さまざまな価値観があり、それを認識し、相手の価値観を受け入れられるものが増えたことです。おかげで日本にいたときよりも、楽観的になりました。
2, 開発においては、ベトナムの方は予想もしなかった方法で解決策を提示したり、時間的な思い切りの良さ・集中力の高さがあるという発見をしました。
3, 日本よりも、英語を使う機会が圧倒的に多いので、日本にいたころよりも英語に慣れたと思います。
2, 開発においては、ベトナムの方は予想もしなかった方法で解決策を提示したり、時間的な思い切りの良さ・集中力の高さがあるという発見をしました。
3, 日本よりも、英語を使う機会が圧倒的に多いので、日本にいたころよりも英語に慣れたと思います。
Q9:現時点でかまいませんので、今後のキャリアをどのように考えていますか?
私は、今までIT業界の中でも、Webのフロントエンドのディレクション経験が多かったのすが、それだけだとディレクションできる幅が狭いので、Webのバックエンドのディレクション経験をつみたいと考えています。
Q10:最後に、これから海外就職を希望される方へどのようなことでも良いので、コメントください。
人それぞれ、「海外就職」に抱くイメージがあると思います。海外でが予想もしなかったことがおきて、価値観が転換されることが日本にいるころよりは多くなると思います。最初は、そのことに戸惑うこともあると思いますが、それは経験の肥やしになると思います。生死に関わるレベルでなければ、何か問題がおきても、多くのことは何とかなるので気にしないのが吉です。
プロフィール
『ベトナム人の価値観を認識に仕事に活かした経験』ベトナム・ホーチミン在住4年 M.Nさん40歳
何か問題がおきても、多くのことは何とかなる
日本の大学を卒業後、日本のIT会社でWebサイトの運用・フロントエンドのディレクションに9年間携わる。現在は日系のIT会社で採用担当・営業・フロントエンド~バックエンドのディレクションなど幅広い業務に携わっています。
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