香港就職体験談
『留学経験から、ビッグキャリアチェンジ』香港就職を実現したY.Kさん30代
ご本人にインタビュー
Q:これまで日本ではどのようなご経歴ですか(お仕事、ご経験、学歴など)
英米文学科卒業後、地方放送局勤務を経て東京を中心にラジオ・テレビ局等にて報道・制作、企業・自治体等の広報活動等に携わり、様々な分野の取材も経験しました。
大学時代1回・社会人時代1回のアメリカへの短期語学留学は既に経験していましたが、海外生活・キャリアアップを実現する為に、海外ビジネススクールを受験。日本の仕事を一旦辞めて、イギリスにて修士課程修了しました。
大学時代1回・社会人時代1回のアメリカへの短期語学留学は既に経験していましたが、海外生活・キャリアアップを実現する為に、海外ビジネススクールを受験。日本の仕事を一旦辞めて、イギリスにて修士課程修了しました。
Q:どうして海外就職をしようと思ったのですか?
幼少の頃から英語がただ好きで、高校生の頃からは、日本と海外を繋ぐ仕事をしたいと漠然とは思っていました。
社会人になってからは日本でどっぷり仕事に完全に没頭していましたが、時々、やはり海外で自活して長期的に暮らしたいという希望がふと甦ってはいました。しかし、どうすればそれを実現できるかまでは真剣には考えていませんでした。
同時に、当時の仕事上のキャリアアップの為、話すための英語のブラッシュアップには継続的に取り組み、仕事に活かそうとはしていました。
3.11東北の大震災の様子を見て、さらには、身内の事故などを経験し、自分もいつ死ぬかもしれない、と思ったら、やりたかったことを実行に移していこう、と決めました。
尚且つ、今後の世の中を生きて行く中で、ダイバーシティは必須、と思っていました。しかしそのような仕事環境に身を置くことが、日本にいては非常に難しかったので、まず留学にチャレンジしました。
留学中のクラスメイト達は、両親の国籍がそれぞれ違い、生まれた国や教育が、更ににまた別の国。それまでの人生でも、国境をまたいで常に世界各地を当たり前のように行き来している。会話の最中に数カ国語を瞬時に切り替えるような人ばかりでした。
そんな環境への入学間もない頃、あるクラスメイトに「君は、日本で生まれ、日本で教育を受け、日本でしか働いたことがないのか?!」と、非常に驚かれたことがものすごく印象に残っていました。
留学中は大変苦労しましたが、それを乗り切った後は、日本の外で働くことは自然な流れでした。むしろ、インターナショナルで厳しい環境に身をおいて、日本以外で経験を積むことが絶対必要だとその時から感じていたし、多国籍な友人達から、そうすべきだと多くのアドバイスを受けました。それに、Londonという地の、インターナショナルビジネススクールでの留学生活でダイバーシティを経験した後に、日本で働くという選択肢は、気持ち的にもほぼ無くなっていました。
社会人になってからは日本でどっぷり仕事に完全に没頭していましたが、時々、やはり海外で自活して長期的に暮らしたいという希望がふと甦ってはいました。しかし、どうすればそれを実現できるかまでは真剣には考えていませんでした。
同時に、当時の仕事上のキャリアアップの為、話すための英語のブラッシュアップには継続的に取り組み、仕事に活かそうとはしていました。
3.11東北の大震災の様子を見て、さらには、身内の事故などを経験し、自分もいつ死ぬかもしれない、と思ったら、やりたかったことを実行に移していこう、と決めました。
尚且つ、今後の世の中を生きて行く中で、ダイバーシティは必須、と思っていました。しかしそのような仕事環境に身を置くことが、日本にいては非常に難しかったので、まず留学にチャレンジしました。
留学中のクラスメイト達は、両親の国籍がそれぞれ違い、生まれた国や教育が、更ににまた別の国。それまでの人生でも、国境をまたいで常に世界各地を当たり前のように行き来している。会話の最中に数カ国語を瞬時に切り替えるような人ばかりでした。
そんな環境への入学間もない頃、あるクラスメイトに「君は、日本で生まれ、日本で教育を受け、日本でしか働いたことがないのか?!」と、非常に驚かれたことがものすごく印象に残っていました。
留学中は大変苦労しましたが、それを乗り切った後は、日本の外で働くことは自然な流れでした。むしろ、インターナショナルで厳しい環境に身をおいて、日本以外で経験を積むことが絶対必要だとその時から感じていたし、多国籍な友人達から、そうすべきだと多くのアドバイスを受けました。それに、Londonという地の、インターナショナルビジネススクールでの留学生活でダイバーシティを経験した後に、日本で働くという選択肢は、気持ち的にもほぼ無くなっていました。
Q:就職が決まった国はどこですか?
香港。しかし、まさか香港で働くことになろうとは、さらに現在の業界に入ることになろうとは、以前は予想したことは、正直ありませんでした。笑
Q:なぜ、世界中からその国を選んだのですか?
イギリスにて修士取得後ヨーロッパ就職を試みましたが、ビザのハードルが高すぎ断念。アジアでの可能性を探ったところ、雇用主によるスポンサードでのビザの可能性が欧米よりはるかに高い事を知って驚き、それならチャンスはあるだろう、と就活を始めました。
アジアの中でもビジネスの中心地であり、経済システム・インフラがすでに整っていること、給与水準、生活環境等を考慮しシンガポール・香港・マレーシアの順に候補地にしていましたが、自分に合った案件が一番多く、且つ、面接のチャンスを多くもらえ、オファーをもらったのが香港でした。
実際来てみて、 香港を活用し中国・東南アジアへ進出している企業が世界中から集まっていることを、仕事を通じても目の当たりにし、 「何故香港なのか」が分かりました。
来てから分かったことは、沢山あります。
・世界中から優秀な人材が集まっている。皆、モーレツに働き、思い切り遊ぶ。
・東京よりもはるかに多国籍・多文化都市。
・ビジネスのスピードがものすごく速い。
・仕事をしながらキャリアアップのための勉強や資格取得をしている人も多く、キャリアアップの為の転職は当たり前。
・女性が結婚しても子供を産んでも、 働ける社会的環境が既にある。男女平等にチャンスがあり、頑張って結果を出せば、その分平等に評価される。
・自分が求めていたダイバーシティの環境が(Londonほどではないが)ここにはあり、世界各地から人が集まり、往来している。それをどうビジネスに活かすか、その中で自分がどう過ごすかは、やり方次第で如何様にもなる。
・摩天楼の高層ビルのイメージがあると思いますが、ちょっと行けば、ビーチが沢山あり、透き通る海、山や自然も沢山あり、喧騒から離れることができる。等々
アジアの中でもビジネスの中心地であり、経済システム・インフラがすでに整っていること、給与水準、生活環境等を考慮しシンガポール・香港・マレーシアの順に候補地にしていましたが、自分に合った案件が一番多く、且つ、面接のチャンスを多くもらえ、オファーをもらったのが香港でした。
実際来てみて、 香港を活用し中国・東南アジアへ進出している企業が世界中から集まっていることを、仕事を通じても目の当たりにし、 「何故香港なのか」が分かりました。
来てから分かったことは、沢山あります。
・世界中から優秀な人材が集まっている。皆、モーレツに働き、思い切り遊ぶ。
・東京よりもはるかに多国籍・多文化都市。
・ビジネスのスピードがものすごく速い。
・仕事をしながらキャリアアップのための勉強や資格取得をしている人も多く、キャリアアップの為の転職は当たり前。
・女性が結婚しても子供を産んでも、 働ける社会的環境が既にある。男女平等にチャンスがあり、頑張って結果を出せば、その分平等に評価される。
・自分が求めていたダイバーシティの環境が(Londonほどではないが)ここにはあり、世界各地から人が集まり、往来している。それをどうビジネスに活かすか、その中で自分がどう過ごすかは、やり方次第で如何様にもなる。
・摩天楼の高層ビルのイメージがあると思いますが、ちょっと行けば、ビーチが沢山あり、透き通る海、山や自然も沢山あり、喧騒から離れることができる。等々
Q:海外でキャリアを積んでどのようになりたいですか?
もっとスキルアップし、キャリアアップし、これまでの様々な経験を融合して将来的に何か形になれば良いですが、まだ模索中です。 日本人というバックグラウンドは活かしつつ、様々な人種の人々とのビジネス経験を積み、ネットワークを拡げ、世界の他の地域でも通用するグローバル人材になり、どんな形であれ世の中に貢献していたいです。
私は、留学時代のクラスメイト達が大きな励みになっています(特に女性が、かっこよく、強く、美しい)。自分も彼女たちに負けないように、というか追いつけるよう努力しています。 目標は、精神的・経済的な自由を持ち、仕事と同時に人生を楽しんでいき、自分の人生を全うすることです。
私は、留学時代のクラスメイト達が大きな励みになっています(特に女性が、かっこよく、強く、美しい)。自分も彼女たちに負けないように、というか追いつけるよう努力しています。 目標は、精神的・経済的な自由を持ち、仕事と同時に人生を楽しんでいき、自分の人生を全うすることです。
Q:面接渡航時のあなたの英語レベルはどのくらいでしたか?
イギリスで修士課程を修了するレベル。
TOEIC 955 (就職面接前)・英検準1級(留学以前に取得)
香港人による英語面接では支障がなかったですが、香港アクセントは耳馴染みがなかったです。
TOEIC 955 (就職面接前)・英検準1級(留学以前に取得)
香港人による英語面接では支障がなかったですが、香港アクセントは耳馴染みがなかったです。
Q:面接時の服装は?
ダーク系スカート + 白・ベージュ・黒などのジャケット。
Q:何社面接を受けましたか?
4社
Q:面接でよく聞かれた質問は?
なぜこの国へ?
なぜこの業界へ?
留学で学んだ内容・留学中の経験について。
以前のキャリアでの仕事内容・経験。
あなたが弊社でできることは?
弊社に何を期待するか?
給与はいくら希望するか?など。
なぜこの業界へ?
留学で学んだ内容・留学中の経験について。
以前のキャリアでの仕事内容・経験。
あなたが弊社でできることは?
弊社に何を期待するか?
給与はいくら希望するか?など。
Q:海外就職実現までの道のりを教えてください。
・2013年8月中旬
ビジネススクール 卒業。
Londonで日系人材紹介エージェント等に登録するが、労働ビザの無い者は、ほぼ無理とのこと。
10月中旬から ヨーロッパ数都市の career eventやjob fairに参加しつつ各都市の市場調査。
年末日本へ帰国。
・2014年1月末
GJJのカジュアルなイベント開催を知り、初参加。海外就職者からの体験談をアジア某国からのライブスピーチで聴く。 GJJ代表やカウンセラーの皆さんと会場で話し、アジアで就職のチャンスがあると知り、翌日にはGJJの個別カウンセリングに即訪問。
即日GJJの「海外就職サクセスコース」スタート。
留学からの帰国直後だったので、英語力キープの為、英語のスピーキングを伴う仕事に短期契約で就業しながら、海外向け就職活動。CV等を練り直す。
・2014年3月末から
志望各国の人材紹介エージェントへ登録。仕事の合間にSkype等でエージェントと面接。
・2014年4月初旬
マレーシアの1社と日本で面接 →Skypeで最終面接。
最終結果が出るまで時間がかかり、待つこと数週間 →結果、予定していたポジションが無くなった、との返事。
仕事が忙しくなり、就活を一時中断。
香港・シンガポール・ベトナム・マレーシア等の人材紹介会社から数社紹介を得る。
個別の知り合い・友人などからも、紹介やスカウトを受ける。
実際の応募は、香港・シンガポールの企業へ。(面接渡航しない限り、書類が保留され、実際先に進まない企業も多かった。)
・2014年6月上旬
香港の1社とSkype面接 →Skypeにてロールプレイ試験・最終面接→1社内定
・2014年6月中旬
香港へ約10日間渡航。2社面接 →うち、1社内定
最終決断まで、かなり迷う。条件交渉等 →1社に最終返事。他社辞退。
・2014年7月〜
母校のインターンとして東京にて1つのプロジェクトを担当しつつ、 ビザ申請書類準備・渡航準備など。(ビザがいつ降りるか分からなかったので)他にも短期契約の仕事をしながらスタンバイ。
・2014年9月初め
香港就労ビザ取得。
日本での契約の仕事終了。
本格渡航準備・挨拶廻り。
・2014年9月下旬
香港へ正式渡航。3日後に入社、仕事開始。→ 現在に至る
ビジネススクール 卒業。
Londonで日系人材紹介エージェント等に登録するが、労働ビザの無い者は、ほぼ無理とのこと。
10月中旬から ヨーロッパ数都市の career eventやjob fairに参加しつつ各都市の市場調査。
年末日本へ帰国。
・2014年1月末
GJJのカジュアルなイベント開催を知り、初参加。海外就職者からの体験談をアジア某国からのライブスピーチで聴く。 GJJ代表やカウンセラーの皆さんと会場で話し、アジアで就職のチャンスがあると知り、翌日にはGJJの個別カウンセリングに即訪問。
即日GJJの「海外就職サクセスコース」スタート。
留学からの帰国直後だったので、英語力キープの為、英語のスピーキングを伴う仕事に短期契約で就業しながら、海外向け就職活動。CV等を練り直す。
・2014年3月末から
志望各国の人材紹介エージェントへ登録。仕事の合間にSkype等でエージェントと面接。
・2014年4月初旬
マレーシアの1社と日本で面接 →Skypeで最終面接。
最終結果が出るまで時間がかかり、待つこと数週間 →結果、予定していたポジションが無くなった、との返事。
仕事が忙しくなり、就活を一時中断。
香港・シンガポール・ベトナム・マレーシア等の人材紹介会社から数社紹介を得る。
個別の知り合い・友人などからも、紹介やスカウトを受ける。
実際の応募は、香港・シンガポールの企業へ。(面接渡航しない限り、書類が保留され、実際先に進まない企業も多かった。)
・2014年6月上旬
香港の1社とSkype面接 →Skypeにてロールプレイ試験・最終面接→1社内定
・2014年6月中旬
香港へ約10日間渡航。2社面接 →うち、1社内定
最終決断まで、かなり迷う。条件交渉等 →1社に最終返事。他社辞退。
・2014年7月〜
母校のインターンとして東京にて1つのプロジェクトを担当しつつ、 ビザ申請書類準備・渡航準備など。(ビザがいつ降りるか分からなかったので)他にも短期契約の仕事をしながらスタンバイ。
・2014年9月初め
香港就労ビザ取得。
日本での契約の仕事終了。
本格渡航準備・挨拶廻り。
・2014年9月下旬
香港へ正式渡航。3日後に入社、仕事開始。→ 現在に至る
Q:GJJ海外就職デスクの海外就職サクセスコース、セミナー等を受講したことによって、良かったと思う点はどこですか?
・実際アジア各地に就職した経験者のお話を聞くことができた。
・自分がどのような方向性に進むべきか、希望と現実の交わるポイントをキャリアカウンセラーに導いていただけた。
・各国のビジネスの事情や業界情報、求人の傾向など、それまで自分にとって未知だったことを、丁寧に教えていただけ、就職希望国の選定・業界選定等に非常に参考になった。
・欧米就活向けのCVとは少し違う、アジアの日系企業就活向けの職務経歴書・CV作成について丁寧なアドバイスをいただけた。
・面接渡航中にも、各社面接のスケジュール面での調整、進捗状況で悩んだ際に、相談に乗っていただけた。
・複数の内定をもらい、自分が最終選択に迷った際、キャリアカウンセラーの立場としての意見をいただくことができた。
・自分の周りの様々な人に相談に乗ってもらっていたが、中立な立場のプロのアドバイスをいただけたことはやはり良かった、といろんな面で思えた。
・自分がどのような方向性に進むべきか、希望と現実の交わるポイントをキャリアカウンセラーに導いていただけた。
・各国のビジネスの事情や業界情報、求人の傾向など、それまで自分にとって未知だったことを、丁寧に教えていただけ、就職希望国の選定・業界選定等に非常に参考になった。
・欧米就活向けのCVとは少し違う、アジアの日系企業就活向けの職務経歴書・CV作成について丁寧なアドバイスをいただけた。
・面接渡航中にも、各社面接のスケジュール面での調整、進捗状況で悩んだ際に、相談に乗っていただけた。
・複数の内定をもらい、自分が最終選択に迷った際、キャリアカウンセラーの立場としての意見をいただくことができた。
・自分の周りの様々な人に相談に乗ってもらっていたが、中立な立場のプロのアドバイスをいただけたことはやはり良かった、といろんな面で思えた。
Q:海外就職を希望する方へ一言メッセージをお願いします。
もしも海外就職に興味があるなら、その為に、まずできる事から始める。アプローチ方法は人それぞれだと思いますが、当然 より多くの情報収集や準備、努力をした方が、 実現につながるし、良い結果が出ると思います。
人生は一度きり。
どんなことでもそうですが、チャレンジせずに後々後悔するよりは、 チャレンジしてからの方が、例え失敗しても自分が納得いくはず。 まず、勇気を出して一歩を踏み出すと、今見えている景色とは、全く違う景色がどんどん見えて来ます。
人生は一度きり。
どんなことでもそうですが、チャレンジせずに後々後悔するよりは、 チャレンジしてからの方が、例え失敗しても自分が納得いくはず。 まず、勇気を出して一歩を踏み出すと、今見えている景色とは、全く違う景色がどんどん見えて来ます。
プロフィール
Y.Kさん30代
香港就職
放送業界に長年勤め、数々の取材・レポート等を行う。イギリスのビジネススクール留学を経て、キャリアチェンジ。香港ローカルの会計系コンサルティングファームに就職し、新規顧客開拓。主に日系法人クライアントを担当し、クライアントのニーズを聞き出し、社内エキスパートへ繋ぐコーディネーション。1年以上経ち、中国本土への出張も多いため、北京語の学習をスタート・目下苦戦中。