インド就職体験談
『前へ』インド就職を実現した東修平さん27歳
ご本人にインタビュー
Q:これまで日本ではどのようなご経歴ですか(お仕事、ご経験、学歴など)
歴史と物理が好きでしたが、京都大学では原子核工学を専攻。大学院に進学する直前に先の原発事故が起こり、そこで改めて自らが社会に貢献できることは何かを考え直しました。その中で、科学的な思考力をもった政治家・行政官が今後ますます必要とされるのではないかと思い、震災直後に行われた国家公務員Ⅰ種試験を受験し、無事に合格。
その後は外務省に入省。環太平洋パートナーシップ(TPP)協定などの、様々な国との貿易協定交渉業務に関わる一方、地方自治体との連携業務などにも携わりました。
その後は外務省に入省。環太平洋パートナーシップ(TPP)協定などの、様々な国との貿易協定交渉業務に関わる一方、地方自治体との連携業務などにも携わりました。
Q:どうして海外就職をしようと思ったのですか?
"もともと官庁と民間どちらの経験も積むことを考えていました。官僚になるには新卒で入るしか道がないので、まず最初の進路として選びました。しかしそこでの仕事は、想像を絶するほどの非効率と理不尽の嵐でした。重要な業務があるのも理解していましたが、とにかく無駄が多く、頭を使う必要もない作業が多いなか、月200時間に迫る残業。体調不良を訴える同僚が増えていく中、自らも突然体調を崩したことが転職を考えた大きなきっかけです。
そうした中、海外の企業で働こうと思った理由は、大きく分けて2つあります。1つは、若くして主体的に働ける環境であること、もう1つは、自ら世界に飛び込んで、見て、感じて、学ぶことで、今後の日本が進むべき道を考えることができると思ったからです。"
そうした中、海外の企業で働こうと思った理由は、大きく分けて2つあります。1つは、若くして主体的に働ける環境であること、もう1つは、自ら世界に飛び込んで、見て、感じて、学ぶことで、今後の日本が進むべき道を考えることができると思ったからです。"
Q:就職が決まった国はどこですか?
インドです。履歴書自体は、アジア圏の多くの国に送りました。
Q:なぜ、世界中からその国を選んだのですか?
"国は理由の3割で、志望企業がインドにあったから、というのが残りの7割です。国としては、1. 英語を主言語として話すこと、2. 多くの問題を抱える新興国でありつつ世界が注目する経済大国でもあること、が魅力的な点でした。
一方で、入社を決める前に志望企業に勤める方々と、実際にお会いしてお話する機会がありました。その際に、どの方も非常に志が高い上に優秀で、人柄も良い人ばかりだったことが、入社の決断をした最大の理由です。その他には、企業がまだ比較的小さい規模ということもあり、入社直後からどんどん仕事を任せてもらえる環境だったことも大きな要因でした。"
一方で、入社を決める前に志望企業に勤める方々と、実際にお会いしてお話する機会がありました。その際に、どの方も非常に志が高い上に優秀で、人柄も良い人ばかりだったことが、入社の決断をした最大の理由です。その他には、企業がまだ比較的小さい規模ということもあり、入社直後からどんどん仕事を任せてもらえる環境だったことも大きな要因でした。"
Q:海外でキャリアを積んでどのようになりたいですか?
国家公務員試験の受験を決めた時から、将来的には政治家になることを目標としています。前職では短い期間ながらも、政府にて議員や行政官が何を考え、どのように働くのかを肌で感じることができました。インドでは、経営的な視点をもって、自らの頭をしっかりと使って働くという経験を積むことが、当面の目標です。
Q:面接渡航時のあなたの英語レベルはどのくらいでしたか?
TOEICは885点で、TOEFL iBTは91点だったので、よくできるとは言いがたいレベルだった思います。ただ、受験英語のおかげで読むことは非常に得意でした。実際の会話などは、学生の時にフィリピンで英語を10週間トレーニングしたこともあり、なんとか仕事での対応はできる程度だったかと思います。
Q:面接時の服装は?
スーツでした。
Q:何社面接を受けましたか?
1社のみです。いきなり社長面接を行い、形式的なものはその1度きりでした。
Q:面接でよく聞かれた質問は?
英語力についてはよく聞かれました。その他については、社長の人柄もあり、面接というよりはお互いが相手に期待していることや疑問点を尋ね合うという、穏やかな形式で進みました。
Q:海外就職実現までの道のりを教えてください。
2015年4月末にGJJを初めて訪ね、数週間に渡り4回の個別相談を重ねました。1ヶ月経った5月末に、志望企業の社長がたまたま日本出張しており、その際に面接を行っていただきました。そのまま、翌月の6月には入社が決定。8月で前職を退職し、9月から実際にインドで勤務を開始しました。
Q:GJJ海外就職デスクの海外就職サクセスコース、セミナー等を受講したことによって、良かったと思う点はどこですか?
3点あります。
1つ目は、いわゆる人材紹介業の方とはまた違った視点からアドバイスをいただけたこと。求人情報に合わせた人物像を作るというよりも、自らの思いを言葉にするお手伝いをしていただけました。
2つ目は、0歳から今までの人生を一緒に振り返る作業を行う中で、自らの核のようなものが見つけられたことです。私の場合、人生のどの瞬間を切り取っても、「周りの誰かをサポート」できた時が一番うれしい瞬間だと改めて気づけました。
3つ目は、単純に担当していただいた方がとても素敵な人で、出会えて良かったなと思っています。
1つ目は、いわゆる人材紹介業の方とはまた違った視点からアドバイスをいただけたこと。求人情報に合わせた人物像を作るというよりも、自らの思いを言葉にするお手伝いをしていただけました。
2つ目は、0歳から今までの人生を一緒に振り返る作業を行う中で、自らの核のようなものが見つけられたことです。私の場合、人生のどの瞬間を切り取っても、「周りの誰かをサポート」できた時が一番うれしい瞬間だと改めて気づけました。
3つ目は、単純に担当していただいた方がとても素敵な人で、出会えて良かったなと思っています。
Q:海外就職を希望する方へ一言メッセージをお願いします。
海外就職することは、メリットもデメリットもあります。また、恐らくあなたの周りの方々には、積極的に勧める人もいれば、熱心に止める人もいるでしょう。私の場合もそうでした。
いろいろ調べて、たくさん相談したあとは、とにかく一人で悩んでください。十分悩んだと思ってから、本番の悩みが始まります。そして、決断してください。悩みっぱなしもしんどいです。決断したら、その方向性を最大限に尊重してください。悩み抜いた結論なのですから、誰も文句は言えません。それでも邪魔する障害物は、心持ち次第ですべて解決できます。これと決めた目標に向かい、前へ進んでいきましょう。
いろいろ調べて、たくさん相談したあとは、とにかく一人で悩んでください。十分悩んだと思ってから、本番の悩みが始まります。そして、決断してください。悩みっぱなしもしんどいです。決断したら、その方向性を最大限に尊重してください。悩み抜いた結論なのですから、誰も文句は言えません。それでも邪魔する障害物は、心持ち次第ですべて解決できます。これと決めた目標に向かい、前へ進んでいきましょう。
プロフィール
東修平さん27歳
外務省からインド就職へ
京都大学で修士号(原子核工学専攻)を取得した後、外務省に入省。主に、環太平洋連携協定(TPP)などの経済連携協定に関する業務に携わる。その後、経営的な視点を持ちつつ自らの頭で考えて働ける機会を求め、インド就職を実現。