インドネシア就職体験談
『海外就職は面白そう』インドネシア就職を実現したA.Kさん30代後半
本人にインタビュー
Q:どうして海外就職をしようと思ったのですか?
敢えて語弊のある言い方をしますが、「面白そうだったから」これに尽きます。
いい年をして何を言っているんだと言われそうですが、縮小の止まらない経済の中で売り上げに直結しそうにない言い訳のための無駄な会議、報告書作成、当ての無い客先回りの連続にいい加減うんざりしていた自分にとって、拡大を続ける東南アジアのマーケットを相手に仕事ができることは魅力的に見えました。
いい年をして何を言っているんだと言われそうですが、縮小の止まらない経済の中で売り上げに直結しそうにない言い訳のための無駄な会議、報告書作成、当ての無い客先回りの連続にいい加減うんざりしていた自分にとって、拡大を続ける東南アジアのマーケットを相手に仕事ができることは魅力的に見えました。
Q:就職が決まった国はどこですか?
インドネシア、ジャカルタです。
Q:なぜ、世界中からその国を選んだのですか?
これは本当に恥ずかしいお話なのですが、「最初に来た国がたまたまここだったから」です。実はタイでもマレーシアでも良かったのですが、結果オーライですね。
後から色々な人に話を聞くと本人の志向(安定を望むか冒険を望むか)や希望する職種の成熟度、自己の能力(英語力)どで理想的な選択肢は変わるようですが、それを加味してもこの国は自分に合っていたと思います。後述する在ジャカルタの人たちから貰った情報も決断の助けになりました。
後から色々な人に話を聞くと本人の志向(安定を望むか冒険を望むか)や希望する職種の成熟度、自己の能力(英語力)どで理想的な選択肢は変わるようですが、それを加味してもこの国は自分に合っていたと思います。後述する在ジャカルタの人たちから貰った情報も決断の助けになりました。
Q:海外でキャリアを積んでどのようになりたいですか?
次の仕事を選ぶ時にはこの国や日本も含め、世界中の国を選択肢におけるようにしたいですね。
どこの国にいてもどんな仕事をしても生きていく、お金を稼ぐ、ご飯を食べられる能力、逞しさを身につけたいですね。南米やアフリカでも仕事ができたら面白いだろうな、と思います。
どこの国にいてもどんな仕事をしても生きていく、お金を稼ぐ、ご飯を食べられる能力、逞しさを身につけたいですね。南米やアフリカでも仕事ができたら面白いだろうな、と思います。
Q:面接渡航時のあなたの英語レベルはどのくらいでしたか?
TOEIC755点です。(結果が返ってこなかったので結局履歴書には書けませんでした)
日本では英語力と言えばまずはTOEICの点数の話になりがちですが、今回の経験を通して私にはこれは指標として役に立つとは思えなくなりました。シンガポールで英語を使って仕事をしようと思えば950点だって十分とは言えないだろうし、逆にインドネシアでは600点くらいの語彙力があればあとはむしろ表現力、伝えようとする意志の強さの問題かな、と思います。所詮相手もBroken Englishしか話せないのですから。外注先の人と数時間英語でミーティングをしましたが、使った言葉の半分以上は""I want to know is ~""か""I want you to understand ~""で始まっていました。自分の意見を主張することについては、フィリピンで英会話を勉強した時に理屈好きな講師と時事ネタについてトークバトルをしたのがいま凄く役立っています。
この位の点数では偉そうなこと言えませんが、私はもう一生TOEICを受験する気はありません。TOEIC対策をしていくら点数を稼ごうが、英語面接を受ければ一発でメッキが剥がれますよ(笑)
(唯一シンガポールの就職ではTOEICの点数は大事かな、と思います。書類選考の段階で落とされないために)
日本では英語力と言えばまずはTOEICの点数の話になりがちですが、今回の経験を通して私にはこれは指標として役に立つとは思えなくなりました。シンガポールで英語を使って仕事をしようと思えば950点だって十分とは言えないだろうし、逆にインドネシアでは600点くらいの語彙力があればあとはむしろ表現力、伝えようとする意志の強さの問題かな、と思います。所詮相手もBroken Englishしか話せないのですから。外注先の人と数時間英語でミーティングをしましたが、使った言葉の半分以上は""I want to know is ~""か""I want you to understand ~""で始まっていました。自分の意見を主張することについては、フィリピンで英会話を勉強した時に理屈好きな講師と時事ネタについてトークバトルをしたのがいま凄く役立っています。
この位の点数では偉そうなこと言えませんが、私はもう一生TOEICを受験する気はありません。TOEIC対策をしていくら点数を稼ごうが、英語面接を受ければ一発でメッキが剥がれますよ(笑)
(唯一シンガポールの就職ではTOEICの点数は大事かな、と思います。書類選考の段階で落とされないために)
Q:面接時の服装は?
ネクタイ、半袖Yシャツ、スラックス、革靴です。ローカル企業ならこんなもので、大手日系企業ならいくら暑くても長袖Yシャツにスーツ、カバンは当然用意して欲しいですね。大手を目指す時には席次やら着席のタイミングやら、あの古臭い面接マナーを国内の面接以上に要求される可能性もあることを覚悟してください。
Q:面接でよく聞かれた質問は?
お決まりの「どうしてこの国を選んだのですか?」ですね。この質問を聞かれるのは本当に笑えます。こんなこと聞いて何の意味があるのか、誰が本音で答えるのだろうかと。
よく考えてください。日本人スタッフが10人だか20人だかの規模の企業では、人事のプロなんて置く余裕はないんです。(いたとしても人事担当者の能力なんて怪しいものですが)
だからその人は他の仕事の片手間に採用を任されている人、多分こちらの腹の内を見透かすことなどできません。
実はインドネシアに来ている人、特に駐在員は誰もが少なからず「ここに来て本当に良かったのか?」と疑問を持っているのです。本当にあなたの意欲を聞きたいのかもしれませんが、人によっては美辞麗句を聞いて自分のしていることが間違ってないか安心したいだけなのかもしれませんよ。
それよりも面接で大事なこと。
特に小さい会社、部署では面接官その人があなたの上司、同僚となる可能性がもの凄く高いです。あなたも「これからこの人と一緒に働いていけるかどうか?」よーく見極めてください!面接はあなたが会社を見定める場所でもあるし、気に入らなければオファーを蹴ってもいいのです。私の印象では、現在ここの有効求人倍率は5倍とかそんな感じ。こんな売り手市場で面接に望めることは日本では考えられませんよね。ぜひ自分が有利な立場での面接を楽しんでください!
僕は面接の途中で質問にうんざりして「たぶん御社の必要としている(多才な)人材は、ジャカルタじゃなくて東京で求人を出さなきゃ見つからないですよねー」とつい言ってしまい、そこから雑談をしてしまいました(笑)
よく考えてください。日本人スタッフが10人だか20人だかの規模の企業では、人事のプロなんて置く余裕はないんです。(いたとしても人事担当者の能力なんて怪しいものですが)
だからその人は他の仕事の片手間に採用を任されている人、多分こちらの腹の内を見透かすことなどできません。
実はインドネシアに来ている人、特に駐在員は誰もが少なからず「ここに来て本当に良かったのか?」と疑問を持っているのです。本当にあなたの意欲を聞きたいのかもしれませんが、人によっては美辞麗句を聞いて自分のしていることが間違ってないか安心したいだけなのかもしれませんよ。
それよりも面接で大事なこと。
特に小さい会社、部署では面接官その人があなたの上司、同僚となる可能性がもの凄く高いです。あなたも「これからこの人と一緒に働いていけるかどうか?」よーく見極めてください!面接はあなたが会社を見定める場所でもあるし、気に入らなければオファーを蹴ってもいいのです。私の印象では、現在ここの有効求人倍率は5倍とかそんな感じ。こんな売り手市場で面接に望めることは日本では考えられませんよね。ぜひ自分が有利な立場での面接を楽しんでください!
僕は面接の途中で質問にうんざりして「たぶん御社の必要としている(多才な)人材は、ジャカルタじゃなくて東京で求人を出さなきゃ見つからないですよねー」とつい言ってしまい、そこから雑談をしてしまいました(笑)
Q:海外就職実現までの道のりを教えてください。
6月:前職を退職し念願のフィリピン英会話留学へ(1ヶ月)。GJJの存在を同級生に教えてもらう。
8月:夏休みを楽しんだ後、GJJに話を聞きにいく。「ジャカルタ就職ツアー」の話を聞き、参加を申し込む。
9月:キャリアカウンセリング、履歴書作成、現地エージェントとのSkype面談など。
10月:ジャカルタ就職ツアー。5日間で6社の面接を受け2社から内定をもらう。
11月:就労開始
8月:夏休みを楽しんだ後、GJJに話を聞きにいく。「ジャカルタ就職ツアー」の話を聞き、参加を申し込む。
9月:キャリアカウンセリング、履歴書作成、現地エージェントとのSkype面談など。
10月:ジャカルタ就職ツアー。5日間で6社の面接を受け2社から内定をもらう。
11月:就労開始
Q:GJJ海外就職デスクの海外就職サクセスコース、セミナー等を受講したことによって、良かったと思う点はどこですか?
カウンセリングを通して自分の強み、弱点、どこを生かしどこを補っていけば良いかをプロの視点で確認してもらえたことは大きなプラスとなりました。これは海外就職希望者に限らず国内での就職活動をする場合においても意味のあることだと思います。
仕事が決まった後もこの先のキャリア形成について色々アドバイスや意見交換をさせて頂いており、本当に助かっています。ジャカルタでの就活時には在ジャカルタのGJJ卒業生のお話を聞かせて頂く機会もあり、ここで聞けた話は海外就職を決断する決め手となりました。
カウンセリングを通して自分の強み、弱点、どこを生かしどこを補っていけば良いかをプロの視点で確認してもらえたことは大きなプラスとなりました。これは海外就職希望者に限らず国内での就職活動をする場合においても意味のあることだと思います。
仕事が決まった後もこの先のキャリア形成について色々アドバイスや意見交換をさせて頂いており、本当に助かっています。ジャカルタでの就活時には在ジャカルタのGJJ卒業生のお話を聞かせて頂く機会もあり、ここで聞けた話は海外就職を決断する決め手となりました。
仕事が決まった後もこの先のキャリア形成について色々アドバイスや意見交換をさせて頂いており、本当に助かっています。ジャカルタでの就活時には在ジャカルタのGJJ卒業生のお話を聞かせて頂く機会もあり、ここで聞けた話は海外就職を決断する決め手となりました。
カウンセリングを通して自分の強み、弱点、どこを生かしどこを補っていけば良いかをプロの視点で確認してもらえたことは大きなプラスとなりました。これは海外就職希望者に限らず国内での就職活動をする場合においても意味のあることだと思います。
仕事が決まった後もこの先のキャリア形成について色々アドバイスや意見交換をさせて頂いており、本当に助かっています。ジャカルタでの就活時には在ジャカルタのGJJ卒業生のお話を聞かせて頂く機会もあり、ここで聞けた話は海外就職を決断する決め手となりました。
Q:海外就職を希望する方へ一言メッセージをお願いします。
半年前には海外で仕事をすることなど頭の片隅にも無かった自分が、今ここで仕事をしていることには正直なところ不思議な感覚を覚えます。
確かに食生活やら仕事に関する考え方についてなどのギャップは大きいのですが、自分が今どのあたり(場所)で仕事をしているのかな~と考えると、新宿-品川-蒲田-ジャカルタ(←このあたり?)この位のイメージです。
品川から電車1本飛行機1本タクシー1本ですよ!千葉に行くより乗り換えは簡単かも?(千葉の人スミマセン)
この前ジャカルタ-シンガポールの切符を買ったら片道4,000円とか!?すごく世界は近くにあったんだな、と感じています。いま住んでいる街で思うような仕事が見つからないなら、この街も選択肢の一つに入れていいんじゃないのかな、と思います。
私は長いこと製造業に関連した仕事に従事してきました。ここでもそういった求人は多かったのですが、敢えて未経験の別業界へのキャリアチェンジを選択し、幸いにも受け入れて貰えました。製造業がこれから安定して前年比+10~20%で伸びていくのは分かっていましたが、今回入社した会社にはそれ以上の伸びが期待できると感じたからです。
この街ではこんな話は珍しくなくいくらでもありますので、安定よりも挑戦を望む人にはうってつけの場所です。(挑戦には成功もあれば失敗もあることを忘れずに!失敗することが嫌いな人は日本で仕事を探すことをオススメします)
ここまでいいことばかり書いてしまったかもしれませんので、最後に注意事項を少し(?)
下記に書いたような、日本に当然のようにあるものと同じものが欲しい、という人にはここはとっても不向きな街だと思います。
例:
・安定した仕事、会社
・正社員契約(現地採用では、就労ビザの制約で最長1年間の契約社員となります)
・就労規則、労働基準監督署
・社員教育(仕事が忙しくて手が回らないから求人を出しているのです)
・真面目に働く部下(これは無いのではなく「探す、作る、逃がさない」のがすごく大変)
・高速インターネット
・安くて美味しい日本の料理
・きれいな空気
・夜でも出歩ける治安の良さ
・紙の流せるトイレ など
この国の法律は現地の人たちを守るためのものであって、日本人を守るためのものではありません。仕事だけでなく日常生活においても理不尽な扱いを受けることは珍しくありません。自分で自分の身を守らなければ、せっかくここまで来たのに某アパレル会社や某居酒屋チェーン以下の労働環境で働いたり、暮らしたりすることになりかねませんし、そのような環境で希望を失ってしまっている日本の人たちも残念ながら散見されます。
周りの人たちや環境に甘えず、頼らず、自分に降りかかる火の粉は自分で振り払う覚悟で来てください。ここで働く
私の尊敬する先輩たちは全員そのような姿勢で仕事に取り組んでおり、見ていて刺激を受けるし、惚れ惚れします。
残念ながら駐在員の人たちとは全く話が合う気がしません。あまりにも置かれている立場が違うので…私の職場の日本人は全員現地採用者なのである意味ラッキーです。
逆に、こんなことは気にならないので刺激的な仕事がしたい!と言う人にはこの街はピッタリな場所だと思います!
一言と言われたのに長くなってしまいました。こんな話ができる友達がもっともっとたくさん欲しいので、心が動いた人はどんどんチャレンジしてみてください!お待ちしています!
確かに食生活やら仕事に関する考え方についてなどのギャップは大きいのですが、自分が今どのあたり(場所)で仕事をしているのかな~と考えると、新宿-品川-蒲田-ジャカルタ(←このあたり?)この位のイメージです。
品川から電車1本飛行機1本タクシー1本ですよ!千葉に行くより乗り換えは簡単かも?(千葉の人スミマセン)
この前ジャカルタ-シンガポールの切符を買ったら片道4,000円とか!?すごく世界は近くにあったんだな、と感じています。いま住んでいる街で思うような仕事が見つからないなら、この街も選択肢の一つに入れていいんじゃないのかな、と思います。
私は長いこと製造業に関連した仕事に従事してきました。ここでもそういった求人は多かったのですが、敢えて未経験の別業界へのキャリアチェンジを選択し、幸いにも受け入れて貰えました。製造業がこれから安定して前年比+10~20%で伸びていくのは分かっていましたが、今回入社した会社にはそれ以上の伸びが期待できると感じたからです。
この街ではこんな話は珍しくなくいくらでもありますので、安定よりも挑戦を望む人にはうってつけの場所です。(挑戦には成功もあれば失敗もあることを忘れずに!失敗することが嫌いな人は日本で仕事を探すことをオススメします)
ここまでいいことばかり書いてしまったかもしれませんので、最後に注意事項を少し(?)
下記に書いたような、日本に当然のようにあるものと同じものが欲しい、という人にはここはとっても不向きな街だと思います。
例:
・安定した仕事、会社
・正社員契約(現地採用では、就労ビザの制約で最長1年間の契約社員となります)
・就労規則、労働基準監督署
・社員教育(仕事が忙しくて手が回らないから求人を出しているのです)
・真面目に働く部下(これは無いのではなく「探す、作る、逃がさない」のがすごく大変)
・高速インターネット
・安くて美味しい日本の料理
・きれいな空気
・夜でも出歩ける治安の良さ
・紙の流せるトイレ など
この国の法律は現地の人たちを守るためのものであって、日本人を守るためのものではありません。仕事だけでなく日常生活においても理不尽な扱いを受けることは珍しくありません。自分で自分の身を守らなければ、せっかくここまで来たのに某アパレル会社や某居酒屋チェーン以下の労働環境で働いたり、暮らしたりすることになりかねませんし、そのような環境で希望を失ってしまっている日本の人たちも残念ながら散見されます。
周りの人たちや環境に甘えず、頼らず、自分に降りかかる火の粉は自分で振り払う覚悟で来てください。ここで働く
私の尊敬する先輩たちは全員そのような姿勢で仕事に取り組んでおり、見ていて刺激を受けるし、惚れ惚れします。
残念ながら駐在員の人たちとは全く話が合う気がしません。あまりにも置かれている立場が違うので…私の職場の日本人は全員現地採用者なのである意味ラッキーです。
逆に、こんなことは気にならないので刺激的な仕事がしたい!と言う人にはこの街はピッタリな場所だと思います!
一言と言われたのに長くなってしまいました。こんな話ができる友達がもっともっとたくさん欲しいので、心が動いた人はどんどんチャレンジしてみてください!お待ちしています!
プロフィール
A.Kさん30代後半
どこの国でも生きていける力
設計、技術コンサルタント、営業など数々の業務を経験。どこの国にいてもどんな仕事をしても生きていく、お金を稼ぐ、ご飯を食べられる能力、逞しさを身につけたいと思い、インドネシアでの就職を実現。
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